イチジク取り放題をねらって

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斑鳩に住んでもう13年になる。たくさんの知り合いに恵まれ、いろんな産地物を頂戴することも多くなった。
奈良といえば、柿とイチジク。柿は数百個単位でいただくが、余りに多いので、先輩が過ごすシニアハウスへ持ち込み、入居者に吊るし柿づくりを楽しんでもらってきた。今年からは「年寄って取るのがしんどい。自分でもいで」の申し入れで、私ら夫婦が、直接柿の木に登ったり、サオで直取りすることになった。
イチジクも畑へ立ち入りを許してもらい、1回に7,80個から100個余りを朝取りする。1シーズンで数百個。ワイン煮、酢煮して県外の友人たちに送ると、それは、喜ばれ、催促の電話さえある。
こんな実情を知った果実農家の達人から「もう、自分で栽培しなはれ」と<1株で数百個採る術>を伝授してもらった。私が手をかける野菜園の隣に、地主さんが放置したままの虫食い老樹が1本ある。これを再生するのだ。写真のように虫食い幹と地生え放題だった若木をカットし、7本の幹に整理した。春先には、1本の幹当たり元気な芽3本を選び、垂直に伸ばして、1本あたり20~30個の実を採るというもの。ええっ、全部で何個採れる!? なんて計算はさておき、虫穴封じと有機たっぷりの施肥作業をやらなくっちゃ。

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