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12月サロンは19日開催

12月サロン 19日に開催

なんとなく気ぜわしい師走ですが、第3水曜の19日に開催します。JR法隆寺駅(北口)をいつもより1時間早めて正午前に集合いただき、コミュニティーハウス法隆寺に到着後、初冬の斑鳩風景を楽しみながらのランチタイムといたします。

メニューは、冬野菜の愉しみ~白菜、大玉カブの味比べ。シメジの炊き込みご飯、芋もちも。参加費500円。問い合わせ☎0745・60・4040(向平)

向平 次子

菜園の白菜、大根、カブは寒気とともに味わいが増します。即席でも含め煮でもおいしくいただけます。

◆豚肉+白菜+ミカンの重ね蒸し

季節の野菜・白菜で温州ミカン・豚肉をサンドし、チンするだけで冬の味覚が楽しめる。即席料理としてサロン当日、参加者の目前で実演調理。

◆カブの含め煮

やはりこの季節がおいしいカブの大玉とベーコン(またはハム)が互いの持ち味を引き出しあった煮ものを。(レシピは当日に)

◆摘まみ菜サラダ

ペットボトルの超ミニ菜園で育ったサラダレタス(写真1115日、厚さ3㌢の培養土にレタスのミックス種を播き、発芽後、窓辺において25日目、高さ6㌢)が10㌢ほどになったところを摘んでサラダに。

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須崎民子

1. シメジの炊き込みご飯

1) シメジのしぐれ煮を作る。

A シメジ 1パック  ショウガ 1片

B 醤油と酒 各大さじ 2  みりん 大さじ1

 シメジはほぐしておき、ショウガは千切りにする。

 鍋にABを入れ、中火で煮立て混ぜながら水分が無くなるまで煮る。

2) 米2合を洗って、ざるに上げる。水360cc、酒小さじ2、醤油少々を入れ、

サッと混ぜて、ご飯が炊きあがったらしぐれ煮を混ぜる。

 

※ きのこは菌類に分類され、免疫力アップ、Caの吸収力を助け善玉コレステロールを

排出するなどの働きと魅力的なだしに成る程の旨味と美と健康に役立ちます。

毎日利用したい食べ物です。

 

2.芋もち

もち米とその1/3ほどのさつまいも 

黒砂糖は好みの量と塩少々

きなこ、砂糖、塩

 もち米を洗って水に浸けておく。

 さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切る。水に浸けて灰汁をぬく。

 餅つき器にもち米とさつまいもを入れて、スイッチを入れてこねる。

 黒砂糖と塩を入れ、柔らかい餅になったら、きなこに砂糖と塩を入れた容器に移す。

 冷めたら食べやすい大きさにして皿に盛る。

 

※ さつまいもは安定して収穫出来るので、救荒作物として重視されてきた。

芋の中では糖分含量が多く甘みが強い。βカロテン、ビタミンC、食物繊維が多い。

芋は植物の根または根茎がでんぷんを貯えて肥大したもので、根が肥大したものが

さつま芋、山芋で根茎の肥大したものが、じゃがいもやさといもとなる。

選び方はふっくらとして皮に艶があるものが良い。

第3回は11月21日に延期

「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」


3回サロンは1121日に延期・再開

 

毎月、第3水曜日に開催する「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」の第3回サロンは、1017日、コミュニティーハウス法隆寺で予定通り実施の運びとなっていましたが、当日の早朝、ハウス入居者の須崎久枝さんが亡くなられるという突然の事態のため、参加予定の方々に、急遽、中止・延期のお知らせをしました。

「その後、については改めて」と申し上げたまま、今日まで遅延いたしましたこと、お詫びします。担当する私たち3人でいろいろ検討いたしましたが、結局のところ、1121日(第3水曜日)に「1カ月延期で再開」といたすこととしました。

開催時刻はこれまでより1時間繰り上げ、正午前にJR法隆寺へ車でお迎えします。軽食ですが、お昼を用意いたしますので、気軽におでかけくださると、うれしいです。(参加費は従来通り)よろしくお願いします。

 

ある朝、突然にお別れ 見事な久枝さんの最期


須崎久枝さんは89歳。8年前の11月、コミュニティーハウス法隆寺開設の時、甥夫婦(メンバーの須崎民子さんは甥のお嫁さん)に誘われ、埼玉からやってきた最高齢の入居者でした。ハウスは地縁や血縁を超えて無理のない、程よい助け合い、力の寄せ合いをする共生型住宅として創られました。ぬか漬けの名手である久枝さんは、菜園で採れた野菜を翌朝にはぬか漬けにして各戸に配り、その味とともにハウスの評判となった思い出があります。

生涯独り身で来た久枝さんの健康に看護師・栄養士である民子さんが気配りし、「自分の足で歩くこと。これを止めたとき、車いすとオムツの生活になり、その次は寝たきりになるのよ」と説き続けました。久枝さんはこれを守りました。骨粗鬆症で、転んだだけで複雑骨折し、3カ月入院しましたが、リハビリをがんばって退院。その後は、どんなに速度や動作がスローになっても歩行器を押して歩きました。その必要がなくなる時が来るまで…。


元気のヒミツ~歩くこと・おいしく食べること


もうひとつ久枝さんが心がけて来たのは、どんな食事でも「おいしい、おいしい」と食べること。向平次子さんら調理好きの女性2人が単身年長者のために6年前から毎週2回開いてきた「食事会」が、久枝さんの批評を聞く舞台でした。「誰かのためにする」のでなく、「おいしい、のひと言がうれしくて、調理に気合が入る」のだそうです。年長者3人に2夫婦以上が参加のにぎやかな晩餐が続きましたが、2年前、1夫婦の都合によるハウス退去があってから毎週木曜の1回となり、年長参加者も2人に。1年前からは久枝さんと1夫婦だけの食事会となりましたが、続けられました。これまで、盆暮れや旅行などの都合を除いて休むことがありませんでした。

 

89歳の誕生日となったこの夏ごろから、久枝さんが「会費を値上げして…」と大幅UPの「お願い」をするようになりました。ここ1カ月程の間は「あれも食べたい」「これも食べたい」の注文に応えて食材を吟味し、腕によりをかけたメニュー(毎回4品)が続きました。直近4回のメーン料理は①大好物のトロロご飯・味付きハンバーグ②牡蠣と帆立のフライ・肉団子入り野菜スープ③石川産鯛の煮付け・竜田揚げ④山陰沖で獲れたカワハギ、海老と餃子のうどん鍋。そして、最後の食事会となった1011日は、ご本人の懇望メニュー。北陸産甘エビ、平アジの刺身とふかひれスープ、炊き込みご飯、ネギのヌタ。「おいしゅうございました」。久枝さん大満足の声が耳に残っています。


これが、ぽっくり大往生


この日から6日後の1017日、第3水曜日の朝8時ごろ、自室トイレにちょこんと座って眠ったままの久枝さんを民子さんがみつけました。床暖房が「最大」で「ON」になっており、IHヒーターが入り、お湯を沸かすやかんがかけられていました。ベッドを降りて朝の時間の準備をし、トイレに入ったところで人生最期の呼吸を終えた、その、まだ体温の温くもりが残る時間に民子さんが立ち寄ったことになります。「前の日に診療の予約電話で、ご本人と話したばかり。元気でしたのに」と主治医も驚く「ぽっくり大往生」でした。

私たちは小さな農のなかで、足を運び、腕や腰を伸縮し、目を凝らして指先を動かします。作業の目的に従って自分の望むまま、夢中の動作ですから「これほど効果的な運動はありません」と民子さんはよく言います。それに加えて育てた野菜たちの稔りをいただく喜びが加わります。

歩くことを止めず、おいしく戴くことを歓びとした「久枝さんのこと」とともに第3水曜日にお会いしますこと、楽しみにしています。

 

 

201211・8 向平羑、須崎民子、向平次子

☎&FAX 0745604040 携帯09099818499

第3回交流会のご案内

斑鳩田園暮らし 小さな農と食の愉しみ

回は1017日に開催 セカンドライフを考える交流会にどうぞ

セカンドライフを考える交流会「小さな農と食の愉しみ」の第3回は1017日、奈良県斑鳩町のコミュニティーハウス法隆寺で開きます。ブログ「斑鳩田園暮らし」にレポートしていますが、奈良県内だけでなく関西のあちこちから参加があり、小さな農が潤す暮らしについて考える輪が広がろうとしています。

<スケジュール>

JR法隆寺駅に13時集合(奈良12471251着、天王寺12301258着)。

北口・ロータリー近くに待機の2台が迎えます。

黄金色に実った田園のあちこちに彼岸花の朱色、遊休田につくられたソバの花の白とカラフルな秋景色を楽しむ周辺・ミニドライブのあと、コミュニティーハウス法隆寺へ。

◆コミュニティーハウスの住まい(夫婦、シングル個室)と小さな農の営みなど田園暮らしを紹介

◆「ここ(ハウス)産」新鮮野菜・近隣果樹による食のバラエティーを紹介

 これまでの第1、第2回では、ゴーヤの砂糖まぶし、黄金ジュース、トマトの味比べ、かぼちゃの蒸しパン、ミルク寒天などの試食を楽しみました。今回は、サツマイモをめぐるメニューあれこれに、自家産かぼちゃスープ、吉野の友人から届いた梨の砂糖煮など、私たち自己流の味に評点を付けていただきます。

野菜名人堀井二夫さん(87)のハウス訪問(国史跡・藤の木古墳近く)。「その味~絶品」呼ばれるヒミツを聞く、立ち話の勉強会ですが、営農70年の経験から語られる栽培の知恵に身を乗り出してしまいます。野菜の買い物もできます。

16時解散。参加費500円。申し込みは☎&FAX
0745・60・4040またはmukachan@ares.eonet.ne.jp (向平=むかひら)へどうぞ。定員10人。定員を超えたときは、翌月以降(毎月第3水曜開催)に予約可能です。

 

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