むかちゃんの農ある暮らし
極めた味はスープ さつま芋列伝②
4年前、娘が買ってきた安納芋が美味しくて、その一つを畑に埋め込んだのが、わが家のさつま芋伝説の始まり。穫れた芋から小ぶりの芋を種芋に残し、翌年も同じサイクルで栽培。自家芋たちが遺伝子を継承して、年ごとに味がどんどん良くなるようです。
焼き芋には、小ぶりがよいが、滅茶デカ芋はどうするか。考えついたのが、スープ。
写真には、小ぶりを並べたが、実際は①=大芋をピーラーでバッサリ皮をむき、蒸してきんとん状にする②=タマネギとセロリーをみじん切りにしてバターで炒める③=きんとん①+バター炒め②にコンソメを加え、好みの量の水でミックスして煮る。④味噌漉しで繊維などを除くと、冷凍保存も可能な「スープの素」が完成。
スープを飲むときは、牛乳+塩・胡椒で味を調え、温める。滑らかで絶妙の甘味が広がります。試しに安納芋2,3個で創ってみてください。幸せな気分になります。
1株で最大8キロを収穫 さつま芋列伝①
この秋、収穫したさつま芋で1株あたりで最高を記録したのが、この芋たち。確認できた数で、30個余りで8キロ㌘の収量。大芋の胴回りは30cm・610㌘。ロングサイズは長さ30cm・480㌘。この1株を掘るだけで30分以上かかり、小芋はカウントしなかった。
平均的な株の収量は、右の写真。1株4キロ程度。
どうしてそんなに採れるか、って?
上の写真の太い幹つるに繋がった色の薄い大芋があるでしょ。普通は芋苗を植えるけど、わが家では、畝の中20cmほどの深さに手のひらに載る芋1個を植えこみます。この芋から地中で芽がいっぱい出て、それぞれに小芋がいっぱい付く。親を含めみんなが大きくなる、仕掛け。
で、美味しいの? これ全部、安納芋です。その味の話は、次号で。
神代も聞かず「もみじまつり」
「ちはやぶる神代も聞かずたつ田川‥」「嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり」(能因法師)で知られる斑鳩の景勝の地で7,8日「竜田川紅葉まつり」が開かれた。主催は周辺の住民たちで作る「竜田川のもみじを守る会」。3つの橋の岸沿いに町内45の団体・グループが野菜、果物、菓子類、軽食、揚げ物即売から手芸、染色、木工などの手作り、持ち寄り不用品特売まで多彩なフリーマーケットを展開。
入場者はざっと2000人(運営本部)。「買って」「買って」の声にお客の方も掘り出し物探しに集中。ボランティアスタッフには、顔見知りも参加、その一人の町議からは「町政に注文ありませんか。なんでも言ってください」と声がかかった。