むかちゃんの農ある暮らし

 oh 農! サンマルツアーノってすごい

「農」をやろう!と思い立ったのは、12年前。終の棲家として法隆寺のある町斑鳩の田園の一角に建てた「コミュニティーハウス法隆寺」(このことについては、ボチボチと書きます)の片隅に10坪余りの菜園を設え、真っ先に育てたのが、トマトでした。
ハウスの南西に連なる金剛・葛城・二上山の山並みに落ちる夕陽は、それは美しい。「赤い赤い夕日のようなトマトを作ってみたい」。最初は代表種「桃太郎」から始まり日本産のトマトを渡り歩きましたが、近年は「イタリアントマト」にぞっこん、夢中です。その一つサンマルツアーノはイタリアンの調理専用の代表種。ナマでは、ちょっと酸っぱいが、わが家では、ニンニク、塩麹を少々を加え、オリーブ油で炒める。それは絶妙のソースに変身する。イタリアでは、あらゆる料理の基本ソースとなり、どの家でも1年分を保存する。
それが、今年は、ハチャメチャな成りよう。写真がそれ。1個60~150㌘が4~6個の房成りで、1株あたり60~90個の収穫量。7月上旬からサンマル・ソースづくりを始めた。
DSCN1377

oh 農! むかちゃん再スタートです

まず、ブログ再開のことから
法隆寺がある田園の里斑鳩で「農ある暮らし」を楽しんでいる「むかちゃん」です。
野菜たちを育てる歓び、食の愉しみを実感していただくサロンなども開いてきましたが、ちょっとした都合でブログそのものが、中断してきました。なんと、2年間も、です。3日前には、「新しいページがないので、心配しています。元気メールを待っています」と友人から届く始末です。
oh no!と自分でも声を上げた瞬間、向こうから「oh 農!」と返ってきました。
先のブログの最終稿が2015年6月26日付でした。ちょうど2年後の再スタートです。
「むかちゃんの農ある暮らし」が健在である印に本日、畑で撮影した1枚を添えます。
イタリアントマト・サンマルツアーノたちです。

6月23日のサンマル

サロン開設満3年となりました!!

2012年7月に第1回サロンを開いて以来、こんどの6月サロンで満3年となりました。

小さくてもいい、自分たちの力で汗を流して耕し、堆肥やぼかし肥でふっくらさせた土に、可能な限りタネを蒔くことから野菜作りを始め、毎日のように成長を見守り、元気に育つための知恵を絞る。自分の子のように声をかけ、野菜たちの返事を聴きます。

育ちあがった野菜は、大きかろうと、小さかろうと、虫たちに食われていようと、大事にいただきます。2人の料理担当は、ここでまた、知恵を出し合って調理し、冷凍・冷蔵、さまざまな調味料・酒類を駆使して加工したり、天日干しによる味の化合もします。ですから野菜たちは年中保存され、それぞれの味の中で生きているのです。

私たちの小さな農と食の愉しみは、どんなに年齢を重ねようと、持続できる営みであり、歓びを手にすることが出来ます。自らの命を燃焼させながら、老後を豊かにできる、と考えています。サロンは、野菜たちの出来栄えと味を試食していただき、感想を伺うことで私たちのこれからにヒントをいただき、出会いを広げる大切なステージです。

これまでのサロンは8月のお盆休みと突発事情を除き、開催で来たのは、計31回、延べ180人の方々のご参加がありました。当初は、毎月第3水曜の定例としてきましたが、できるだけグループを主とした参加で、その人たちの都合に合わせて月々の日どりを定めることとしました。もちろん個人参加はできます。参加費(1人500円)等は変わりません。

◆サロン運営=向平羑・須崎民子・向平次子・奥田和代・櫻井福子・木邨圭子

いんふぉめーしょん=0745・60・4040(むかひら)mukachan@ares.eonet.ne.jp

小さな農と食の愉しみ15年6月サロンのご案内

 2015年6月27日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:00~15:00)

●菜園だより

斑鳩の農家は屋敷内や近隣に小さな畑を持って自家用野菜・果樹を育てています。私たちハウスのメンバー3人は、屋敷内菜園のひとつで「自産自消」、「旬」の味を楽しんでいます。大阪の団塊女性2人組のメンバーは、「富貴畑」(富貴田さんの元田んぼ)と名付けた共同菜園に通って「ときどき斑鳩暮らし」を満喫しています。

◇菜園の主人公はゆっくりと交代

玉ねぎ、じゃがいもの収穫は終わり、保存用地下室(ハウスには小型の隠し穴があるのです)へ収納。きゅうりが今採り入れのピーク。そろそろ、2番手の秋きゅうりの苗づくりを始めないといけないようです。

収期の短いインゲンもどっさりなったし、そろそろお終いの様子。でも、大丈夫。今年は「三尺大長ささげ」という新手の品種(伝統種)がツルを伸ばしてスタンバイ中。

Dscn0410

Dscn0414

遅れていたナスをはじめトマト(6種。写真上=すずこま。名前の通りにすずなりで、料理用の中玉種)、南瓜(3種。写真下=打木赤皮、朱色に染まると収穫)が順に盛期を迎えます。 (撮影は6月25日)

●食の愉しみ6月のメニュー 須崎民子+向平次子)

◇初夏の野菜を中心に

ごはん  ・中華おこわ(実エンドウ、干しシイタケなどを散らして)

       ・人参ごはん

◇副采  ・いんげんの煮物・じゃがいものコロッケ

・きゅうりのワサビ漬け・サラダ・ちょっぴり早い枝豆のおつまみ

2015年4~5月サロンまとめてレポート

小さな農と食の愉しみ15年4月サロン

2015年4月11日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:30~15:00)

●メンバーの菜園

3家族分の野菜を育て上げる70坪の菜園は、ほぼ3分の1がエンドウ、タマネギ、ジャガイモの畑で目下、生育途上。残る土地はトマト、キュウリ、茄子など夏野菜用。堆肥やぼかしを入れて土づくり中。作業のほとんどは、自宅の窓辺にセットしたミニ・ハウスでの苗育てに割かれる。大阪組のセカンド菜園も初めて植えたエンドウの生育がきになるところ。

●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、見学希望者に公開し、ガイド・資料代として1人千円を頂戴しているが、最近は大学の研究者やシニアレポートのライターが訪れる程度。むしろ、手づくりメニューとともにシニアの「農を楽しむ暮らし」を話題に懇談するこのサロンへの希望者の方が多く、このブログで知った東京からの女性と富山テレビの取材訪問があったのが、今回の特徴。

●食の愉しみ・4月メニュー「斑鳩の春の味比べ」 (向平次子+須崎民子)

ほんの数日前、満開の桜が散って、のどかに見えながら忙しく青葉の季節へと進み始めた斑鳩の春です。畑の野菜たちも冬野菜は次々花に変化。つまり、自家産野菜が年中で最も少ない端境期。民子さんは、懇意の農家Sさん(聖徳太子の長子山背大兄王が眠る地で知られる岡本で営農)から調達した大きなタケノコで調理。次子さんは、冬大根の天日干し、キクイモ、ドライトマト、干し茄子を動員、これに畑で今が旬のチシャをアレンジ。

◇ごはん タケノコごはん&黒豆ごはん。

◇菊芋のスープ 再三、強調しているが、キクイモは『天然のインシュリン』イヌリンを含み、糖尿病に特効あり、と注目の健康野菜。タマネギと合わせると、絶妙のスープになる。

◇炒め物2つ チシャ、干し茄子、ドライトマトに塩豚肉の炒め物。タケノコの炒め味

◇干し大根の煮物 菜の花になる直前の大根を干し、油揚げ、菜の花と。天日の含み味がいい。

◇スイーツ 親しい農家産トマトの寒天  で、野菜はすべて菜園と斑鳩産。

◆参加の人たち(昨年末からの協同福祉会グループの反響を受けて3陣目となる「あすなら」メンバーが中心)

政所高志・あすならホーム富雄所長、加藤隆司・あすならハイツあやめ池相談員、緒方利充・あすならホーム今小路所長と河村祥子さん(東京)、高橋幸子・富山テレビ放送記者。

「野菜が新鮮でおいしく、癒される」「みなさんはいつもこんなおいしい食事をしているのでしょうか。うらやましい」の声。富山テレビからは、菜園での作業風景を含めたハウスの暮らしの風景を見事な映像とともに収録したDVDが送られてきた。

小さな農と食の愉しみ15年5月サロン

 2015年5月30日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:30~15:00)

●菜園だより

私たちハウスの3人は、高齢と入院で鍬を持てなくなったオーナー夫婦に代わってガレージに水道と耕運機などの農具が付いた屋敷内菜園で野菜栽培という恵まれた環境で「自産自消」と「旬」の味を楽しんでいます。

「富貴畑」と名付けた共同菜園に大阪の団塊女性2人組が参加できるのも、地主である富貴田さんの協力があったればこそ。つまり、私たちの「小さな農」は地元服部地区のみなさんとのお付き合い、理解と応援によって成り立っている。同時に私たちの「素人農法」への関心もありあり。そんなこんなで、毎年1回、地元の主婦グループを招待してサロンを開催。今回は、私たちの妙ちきりんな「野菜づくり2実験」の結果も報告して批評を乞いました。

玉ねぎは2本植えが得?

Photo_2

玉ねぎのマルチ穴に苗を植える際、1穴に対し、1本・2本・3本の3種類に分けて植えてみた結果が上の写真です。品種は中晩生・中玉種、いわゆる一般的な種類です。 

写真のように1本植えの1個と2本植えのサイズはあまり変わりません。相手が居ると競争する性格が玉ねぎにある、と専門家は言っていますが、2本植えの玉のサイズがほとんど同じであることがポイント。来年は2本植えを増やして再実験してみます。 

ジャガイモの手抜き栽培法                                       Photo_3

 品種は「アンデス赤」。いわゆるインカのじゃがいも。小粒だが、ほくほくおいしいイモが豊産ということで初めて植えてみました。

種イモを縦に半切り、お椀を伏せるように地表面に半埋め、上からマルチを被せて、芽が出たら穴開けして、芽かきも土寄せもせず、収穫までただただ放置するというまことにずぼらな農法。地表部の枝・葉が黄色くなって、サインが出たので「掘り出し?」のため、上部をカットしてマルチをめくったところ、写真の風景が現れました。ほとんどのイモは地表に転がり、「いも拾い」だけで収穫は終了しました。

これは、農業雑誌に紹介されていたのを、半信半疑で試みましたが、従来の種イモ植え込み法と比べても収量はほぼ同じ。マルチ掛けの前の土づくりと施肥次第で収量アップの可能性もありそうです。来季はこの方向で再挑戦します。      

 

●食の愉しみ5月のメニュー

「シーズン入り夏野菜味比べ」 須崎民子+向平次子)

◇菜園野菜とオーナー竹林産の破竹を中心に

ごはん  ・野菜寿司(実エンドウ、破竹など)・焼きおこわ

◇副采

・新玉ねぎのスープ 2本植えタマネギを使用、1椀に1個のサイズで、手ごろ。

煮もの  ・油揚げと人参、破竹・二十日大根と揚げ

・煮豆

揚げ物  ・新タマネギと人参葉の天ぷら

漬けもの ・簡単キュウリのわさび漬け

◇スイーツ 寒天

 

サロン参加のみなさん

関口 ツタ子、福貴田 秀子、巳浪 美代子さんら地元農家の女性8人。収穫の野菜や花のやり取り交流も盛んで、日頃から私たちに関心と親愛の情を寄せる人たち。上記のタマネギ、じゃがいも農法のレポートには、喧々諤々の反響でした。

 

2015年1月~3月サロンまとめてレポート

小さな農と食の愉しみ15年1月サロン

 

1月17日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:30~15:00)

●メンバーの菜園へ案内

斑鳩の農家は屋敷内や近隣に小さな畑を持って自家用野菜を育てています。私たちの菜園(70坪)もそのひとつ。高齢で耕運機も使えなくなったオーナー(昨年末からは入院)に代わってハウスの私たち3人が3家族分の野菜を栽培して「旬」の味を楽しんでいます。

また、ハウスの1室の利用権を得て、「ときどき斑鳩暮らし」を楽しみにやってくる大阪の女性2人の頼みで近くの畑50坪あまりを確保、タマネギ、ジャガイモ、枝豆といった基本野菜もつくっています。(セカンド菜園)

●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、昨年末で開設満10年。そのハウス内を案内、新タイプの入居女性2人の話も聞いていただきます。

●食の愉しみ・1月メニュー「冬の主役 白菜・大根、そして、ちょいとどぶろく」

 須崎民子+向平次子)

 ・中華風肉みそ大根(1本2㌔超のスーパー大根のうまみを)

・菊芋のスープ(『天然のインシュリン』といわれるイヌリンを含み、糖尿病に特効。玉ねぎと合わせたスープは絶妙)

・ヤーコンの味噌漬け(インカ帝国時代から重宝されたアンデス生まれの芋だが、澱粉がまったくなく、天然オリゴ糖のやさしい甘さが特徴。脳卒中、心臓病、がん、高脂血症などの予防に効果あり、と注目の種)

・104歳翁直伝の白菜漬け(箸をつけたら、止まらなくなるのが難)

・藤(黒豆)ごはん&大根ごはん

他にスイーツなど。

ドブロクは、1月サロンのみの特別仕込み。試飲限定。

野菜はすべて菜園産を使用。

◆参加のみなさん

石田 易司・桃山学院大教授、櫻田 浩之・元エルピス社代表と浜口 淳子・新浜口 淳子

新エルピス社代表ら7人。小さな農を営み、育てた野菜たちを調理しておいしく食べるシニアの暮らしに大きな関心が集まった。

小さな農と食の愉しみ15年2月サロン

2月18日(水) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:30~15:00)

●メンバーの菜園

70坪の菜園だけで高齢と入院で鍬を持てなくなったオーナー夫婦とハウスの私たち2家族分の野菜が十分に栽培できます。「自産自消」、に「旬」の味が加わります。

これに刺激され、ハウスの1室を確保して、「ときどき斑鳩暮らし」にやってくる大阪の女性2人のために借りたのが、50坪の畑。ときどき家族や友人の応援団が加わり、ちょっとしたにぎわいですが、タマネギ、ジャガイモ、枝豆、さつまいも、ニンニクといった基本野菜の収量も大変なもの。斑鳩育ちの野菜は大阪の近所にばらまかれています。

●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、昨年末で開設満10年。そのハウス内を案内。

●食の愉しみ・2月メニュー「大根・白菜と魅惑の芋たち、そして夏の記憶」

 須崎民子+向平次子)

◇冬の主役大根と白菜(寒気に耐えた大根、白菜のうまみを)

・大根めし・黒豆と大根おろしの酢の物・大根の煮物

・104歳翁直伝の白菜能登漬け

◇注目の健康野菜 菊芋(『天然のインシュリン』イヌリンを含み、糖尿病に特効)とヤーコン(アンデス生まれの芋。脳卒中、心臓病、がん、高脂血症などの予防に効果)

・菊芋のスープ ・ヤーコンと冬野菜サラダ (1月に続くサロン名物料理)

◇夏の記憶(冷凍保存の夏野菜たちのパレード)

・干し茄子、ドライトマトと豚バラ肉の炒め物

・フランスパン+バジルペースト+自家製ジャム

◇スイーツ(八朔=菜園産=の寒天)

◆参加のみなさん

大國 康夫・協同福祉会常務理事、安部 裕則・あすならハイツあやめ池所長、石丸 大

輔・あすならホーム櫟本所長

「人間力回復」を合言葉に高齢者のケアと取り組むならコープ・社会福祉法人の主力メンバーたち。高齢者にとって野菜の力がどれほど重要かを熟知するだけにメニューのひとつひとつに感心することしきり。野菜作りの作業も健康老人を育てることにつながる、とまた感心の弁。

小さな農と食の愉しみ15年3月サロン

2015年3月10日(火) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町)

プログラム(12:30~15:00)

●メンバーの菜園

奈良平野の農家は屋敷内や近隣に自家用野菜・果樹を育てる「菜園畑」(さいいんばた)を持つ家が多い。私たちの菜園(70坪)もそのひとつだが、この日参加した一人も同じスタイルで野を楽しむだけに大いに関心を寄せ、「菜園畑」の活用法に花が咲いた。

●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺内の見学が2度目が、2人。開設満10年になるのに「新築時と変わらない」とハウス の管理に感嘆。

●食の愉しみ・3月メニュー「春の目覚め、そして貯蔵品たちの味比べ」

 須崎民子+向平次子)

◇冬の主役大根と白菜(寒気に耐えた大根、白菜のうまみを)

・白菜ロール  ・白菜と油揚げの煮物

・黒豆と大根おろしの酢の物

・キャベツと人参の塩おひたし

・104歳翁直伝の白菜能登漬け(人気の漬けもの。3月まで味が持った)

◇ごはん  ・ふきごはん ・銀杏ごはん

◇注目の健康野菜を使って

・菊芋のスープ 玉ねぎと合わせた絶妙の味を

・ヤーコンと春菊・干し柿のサラダ 

干し柿のドラマ=使われた干し柿には5年間のドラマが秘められている。ハウスの花壇に咲く皇帝ダリヤの見事な美しさに魅かれた近所の農家の依頼で丹精した苗3株が翌春に贈られる。3株は大事に育てられ、3年目には、「木立ダリヤ」の別名そのままに高さ4㍍の花の森を形成、カメラマンが集まる名所にまでなる。このころからダリヤの咲く11月になると、吊るし柿用の渋柿800個余りがハウスに届けられるようになる。吊るし柿は1年ごとに梅酒などに漬けて保存され、サロンの名物メニューになるだけでなく、各方面に配分。14年11月には、400個が奈良市のあすならハイツのお年寄りたちの手で皮むきされ、吊るし柿になって喜びの味となった。

◇冷蔵庫の中の夏の記憶

・干し茄子、ドライトマト、白菜と豚バラ肉の炒め物

◇スイーツ イチジクの寒天=イチジクにも皇帝ダリアがからんだ逸話がある。

野菜はすべて菜園と斑鳩産。

◆参加のみなさん

竹林 久子・シニアライフアドバイザー、小池 五月、宇尾野 久美恵(奈良市)と青野

真樹子(平群町)の4人。ともに奈良たんぽぽの会で活動のボランティアたち。

なかでも青野さんは隣町に住み、私たちと同じように小さな農を多彩に営み、話が弾んで

交流がはじまるきっかけの日となった。

この日の話題がきっかけで竹林さんが情報誌「奈良のケア2015」(6月発行)に「斑鳩田園暮し つながる力」にサロンと皇帝ダリアの話を紹介してくれることになる。

(No Title)

12月サロン「健康野菜を味わう」

(2014・12・11  コミュニティーハウス法隆寺)

 

健康野菜としてちょっとした人気になっている北米原産の菊芋と南米アンデス育ちのヤーコン。ふたつの芋に秋野菜のエース白菜と大根。「健康野菜」4種を中心にした「特別バージョンのサロン」を12月12日に開催します。

そして、ゲストには、「ならコープ」が進めるサービス付き高齢者住宅のニュータイプ「あすならハイツあやめ池」(奈良市)の安部施設長らケアマネ、看護師、ヘルパーの主力6人を迎えます。私たちが育て、調理した野菜の試食を通して「老後を豊かにする健康食」を考えようというものです。

 

[メニュー]=須崎民子・向平次子

・菊芋のスープ ※1

・大根と鶏ミンチの煮もの

・ヤーコンのキンピラ ※2

・春菊+ヤーコン+串柿のサラダ

・直伝白菜麴漬け+ゆず大根+壬生菜浅漬けの3品盛り ※3

・藤(黒豆)ごはん、大根めし

・デザート(黒豆きなこのおはぎ)

Photo

※1&2 菊芋(写真左)には「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」やカリウムが、ヤーコン(写真右)には、砂糖に代わるオリゴ糖、食物繊維が多く含まれ、ともに糖尿病、高血圧、ダイエットに効果があるとして注目されている。スープ、サラダで絶妙の味が楽しめる。

※3 直伝白菜麴漬け=104歳まで長寿を養った能登生まれの翁によるオリジナル白菜漬け。麴を惜しまず、ニンニク、ユズ、唐辛子と微妙な塩加減がポイント。今年産白菜漬け第1号を披露。

(No Title)

11月サロン「がんばり屋88歳翁に聞く元気のヒミツ」

(2014年11月19日=水 コミュニティーハウス法隆寺)

参加者は、水中ウオークで健康づくりをする斑鳩町の3人とノルディックウオーキングで奈良を含め近畿を歩く大阪の3人。40~70代の女性たち。野菜をおいしくいただくメニューにも大きな関心を寄せる。

そこで、ゲストに迎えたのは、ハウスのすぐ近くに住む松山国治さん(88)=写真左。

11

11歳のとき叔父に連れられブラジルに渡り、自作農園で40歳まで働き、戦後、大阪へ。日立造船のドッグで20年。造船不況で斑鳩に移り住むと、休耕地を借りて野菜づくりで生計を立て、「子供時代を含めると80年は働いた」というすごい人。働き詰めで股関節が擦り減り、2年前、歩行困難の身となったが、「痛い痛い」4回の手術と全身にムチ打ってのリハビリ・トレーニングでついに自力歩行できるまでに。

近隣の専用歩道を夫人の支えで歩く姿は地域の評判に。「元気の秘密、どうやったらそんなに頑張られるのか?」と聞かれ、「虫にやられないよう油断せず、手入れに手を抜かない根気。野菜づくりと一緒やね。それが出来た家族のチカラがあったから」。聞き惚れる女性たちに「このまま100歳まで元気にやります」と宣言する松山さんでした。

・食の愉しみテーマは「秋野菜・旬の味わい」=須崎民子+向平次子

11_2

菜園で採れた里芋、サツマイモ、ヤーコン、ブロッコリー、日野菜などを素材に

汁もの、サラダ好評=写真上。好評のデザートは、干し柿の味醂漬けといちじくの甘煮=写真下

11_3

(No Title)

9月27日サロン プロ農家を招いて「農と食」を考える

■斑鳩町農業振興会の辰巳会長ら5氏をゲストに開催12:30~15:00)

振興会は、専業農家を中心につくる団体。「農」の世界を一般町民にも広めようと、野菜作りの勉強会も次々主催。7、8月に開かれた「キャベツ、ブロッコリーの苗づくり」などの講習にハウスから2人が参加。この出会いをきっかけに「私たちの手作り野菜でつくった料理の試食をしてほしい」と申し入れ、辰巳昭清会長ら役員と女性会員2人をふくむ5人をゲストに開かれたのが、今回のサロン。いわば、プロ農家による秋野菜の味見となりました。

講習会の実技でポットに植えて持ち帰った苗たちはハウスなど2カ所の菜園で元気に育っています。サロンの開会に先立ち、その成長ぶりを見ていただきましたが、「おお、よく育っている。この調子だと、ブロッコリーは11月には、収穫できますぞ」と辰巳会長の批評でした。

写真は=辰巳会長の予言どおりに赤ちゃんの頭ほどに育ったブロッコリー(11月10日撮影)

Photo

食の愉しみのテーマは「秋ナス・栗カボチャ・さつまいも競演」=須崎民子+向平次子

◎焼きナスのそぼろあんかけ&なすの炒め物

◎栗カボチャのスープ

◎さつまいもと栗の炊き込み(ご飯の味比べ)

◎さつまいもツルの煮もの

◎ゴーヤ・玉ねぎ・トマト・ひじきのサラダ

◎デザート ゴーヤの砂糖まぶし

トマトは斑鳩の専業ハウス、栗も斑鳩産、あとの野菜はいずれも菜園産を使いました。

「地元産、自家産をバラエティーなメニューで楽しむなんて、これが本当の贅沢かもしれませんね。 来年は、講習のメニューを増やします。是非、来て下さい」。辰巳会長の感想でした。

(No Title)

台風19号も14日には通過となり,予定通り15日に開催します。

「小さな農と食の愉しみ」10月サロンのご案内

2014年10月15日(水曜日)  於コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩の里)

 

■集合:JR法隆寺駅北口 (車の方は直接ハウスへ)

大阪からは、JR大阪10;58(大和路快速)ー法隆寺11;36着で、お越しください。

法隆寺駅北口(改札を出て左へ)で向平がブラウンのBOXカーでお迎えします。

 

プログラム(12:00~)

・メンバーの小さな菜園(70坪)へ立ち寄り、秋野菜づくりの様子を見ていただきます。

・「終の棲家」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺内を案内

 

・食の愉しみ「枝豆・さといも・さつまいも・栗&いちじく」=須崎民子+向平次子

◎第2菜園で採れた枝豆のとうふ

◎いちじく田楽

◎さといものあんかけ

◎くり&さつまいもご飯etc

野菜は菜園産そして栗といちじくは斑鳩産。

 

 

 

問い合わせ=☎0745・60・4040  mukachan@ares.eonet.ne.jp

毎月第3水曜日開催が恒例。定員は10人。参加費500円。ホームページむかちゃんの「農ある暮らし」 ブログ=斑鳩田園暮らし

 

上部へスクロール