むかちゃんの農ある暮らし

1月サロン須崎民子さんのメニュー

田園暮らし     20131

   

本年も楽しい田舎暮らしを・・・・・  

 

大豆を使う食事・・・御飯に合う大豆

大豆加工食品は身近にあり毎日でも食卓に上がり、すぐ食べられるお手軽食材です。

栄養素の中でただ一つの植物性タンパク質であり親しみたい食べ物です。

冷蔵庫にいつもある残りの野菜でつくる大豆のおかずです。

 

1.卯の花

≪材料≫

おから 150g、人参、ゴボウ、こんにゃく、キノコ類、大根、ちくわ等

≪作り方≫

野菜を切り油でしっかり炒める。おからを加えパラパラとなるまで更に炒め

調味料(だし汁2カップ、酒と砂糖各大さじ2・醤油大さじ1と1/2・酢小さじ1)を加え中火で水気が無くなるまで10~15分煮る。最後にネギの輪切りを混ぜる。

2.信田煮

≪作り方≫

油揚げとちくわや残りの野菜、白菜やブロッコリーの茎、大根の皮や葉、キノコ等何でもさいころ切りしてサッと茹でる。

 油揚げは熱湯で油を抜き、半分にして開きやすくする為箸等でゴロゴロさせる。 茹でた野菜を詰め込み楊枝等で閉じる。だし汁、みりん、醤油で煮て味を含ませる。

3.おやつ (黒豆蒸しパン)

≪材料≫

黒豆 適量・卵 1個・砂糖40g・サラダ油 大さじ1・牛乳 70cc重  

曹小さじ2

≪作り方≫

ボウルに卵を割りほぐして砂糖を入れ、白くもったりとするまで泡立て器で

混ぜる。

油を加えて混ぜ牛乳を入れて更に混ぜる。

薄力粉と重曹をふるいにかけボウルに加え、黒豆を加えて混ぜる。

生地を型に入れて1520分蒸す。

新春1月サロン

新春 1 月サロンご案内

2013年1月16日(第3水曜日)正午からコミュニティーハウス法隆寺で

集合

JR法隆寺北口 奈良から11;28着 大阪からは大和路快速で11;37着

   北口でお迎えの車が待機⇒いかるがミニドライブ⇒ハウスへ

   斑鳩町内(3人)の方は正午までに直接ハウスへ

プログラム

斑鳩町内で日常生活の大切な仕事の一つになっている「小さな農」の風景を見た後、ハウスの3人が営む「小さな菜園」に立ち寄ってハウスへ。

[試食の主なメニュー]

直伝白菜麴漬け=今も103歳の命を養う翁が編んだ直伝の白菜漬けを味わってもらい、漬け方を初公開。▼菊芋のスープ=健康・美容の特効で人気上昇中のキクイモ。タマネギとともに細切り、バターで炒めて煮たものをスープに。前回・12月サロンに体調不良で出席できなかった80歳男性(町内)が糖尿病で長い闘病中と分かり、特効・改善食のこのスープを届けたところ、「うまい、うま~い」と歓喜。即日、スープ手づくりのためのハンディー・ミキサーを買いに大阪まで出かけた「いわく付きのスープ」を再現▼ヤーコンのサラダ=やはり、ダイエット、糖尿病、高血圧などに効果がある芋を細切り、サラダに。なんとも甘~い。アンデス原産のこの芋、北海道、関東で栽培ブームに。ハウスでも初収穫の12年産。▼さらに、あれこれ。

[野菜名人に会う]

「絶品野菜」をつくって87歳の今も野菜作りに熱中する堀井二夫さんのハウスを訪問。厳寒の今から行う土づくりのコツを聞く。幸運なら自慢の大玉白菜をゲットできるかも。

問い合わせ=☎0745・60・4040  asunet.mukachan@gmail.com (向平)

12月サロンは19日開催

12月サロン 19日に開催

なんとなく気ぜわしい師走ですが、第3水曜の19日に開催します。JR法隆寺駅(北口)をいつもより1時間早めて正午前に集合いただき、コミュニティーハウス法隆寺に到着後、初冬の斑鳩風景を楽しみながらのランチタイムといたします。

メニューは、冬野菜の愉しみ~白菜、大玉カブの味比べ。シメジの炊き込みご飯、芋もちも。参加費500円。問い合わせ☎0745・60・4040(向平)

向平 次子

菜園の白菜、大根、カブは寒気とともに味わいが増します。即席でも含め煮でもおいしくいただけます。

◆豚肉+白菜+ミカンの重ね蒸し

季節の野菜・白菜で温州ミカン・豚肉をサンドし、チンするだけで冬の味覚が楽しめる。即席料理としてサロン当日、参加者の目前で実演調理。

◆カブの含め煮

やはりこの季節がおいしいカブの大玉とベーコン(またはハム)が互いの持ち味を引き出しあった煮ものを。(レシピは当日に)

◆摘まみ菜サラダ

ペットボトルの超ミニ菜園で育ったサラダレタス(写真1115日、厚さ3㌢の培養土にレタスのミックス種を播き、発芽後、窓辺において25日目、高さ6㌢)が10㌢ほどになったところを摘んでサラダに。

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須崎民子

1. シメジの炊き込みご飯

1) シメジのしぐれ煮を作る。

A シメジ 1パック  ショウガ 1片

B 醤油と酒 各大さじ 2  みりん 大さじ1

 シメジはほぐしておき、ショウガは千切りにする。

 鍋にABを入れ、中火で煮立て混ぜながら水分が無くなるまで煮る。

2) 米2合を洗って、ざるに上げる。水360cc、酒小さじ2、醤油少々を入れ、

サッと混ぜて、ご飯が炊きあがったらしぐれ煮を混ぜる。

 

※ きのこは菌類に分類され、免疫力アップ、Caの吸収力を助け善玉コレステロールを

排出するなどの働きと魅力的なだしに成る程の旨味と美と健康に役立ちます。

毎日利用したい食べ物です。

 

2.芋もち

もち米とその1/3ほどのさつまいも 

黒砂糖は好みの量と塩少々

きなこ、砂糖、塩

 もち米を洗って水に浸けておく。

 さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切る。水に浸けて灰汁をぬく。

 餅つき器にもち米とさつまいもを入れて、スイッチを入れてこねる。

 黒砂糖と塩を入れ、柔らかい餅になったら、きなこに砂糖と塩を入れた容器に移す。

 冷めたら食べやすい大きさにして皿に盛る。

 

※ さつまいもは安定して収穫出来るので、救荒作物として重視されてきた。

芋の中では糖分含量が多く甘みが強い。βカロテン、ビタミンC、食物繊維が多い。

芋は植物の根または根茎がでんぷんを貯えて肥大したもので、根が肥大したものが

さつま芋、山芋で根茎の肥大したものが、じゃがいもやさといもとなる。

選び方はふっくらとして皮に艶があるものが良い。

皇帝ダリヤと柿と大根

11月21日の第3水曜日、ちょうど1カ月遅れての開催となりました。参加は、第2回サロンへの参加が果たせず、この日まで待ち続けられた宝塚市の
女性(77)と同行の娘さん、菜園づくりサポーターでもある芦屋市の男性(76)の3人と,やはり1カ月待たれた奈良市の夫妻、そして、この回からサロ
ン・サポーターを志願して参加の大阪市の女性2人(61、62歳)の7人。大阪のお二人はなぜ、サロン主宰側に加わったのか、別稿で紹介します。それは、
びっくりニュースですから。

もうひとつ。ハウス西端の花壇で樹高3㍍超の皇帝ダリヤが満開で皆さんを迎えてくれました。このダリヤが結んだご縁でいただいた吊るし柿用の柿がみなさんのお土産として30個ずつ、お持ち帰りいただきました。

皇帝ダリヤをめぐる物語

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ハウスの西端の花壇で咲いた元祖皇帝ダリヤ。6年前に球根を入手、年ごとに花数が増えて、花見客が訪れるようになり、毎年の翌春には、幹から芽出し
した苗を希望の方々に差し上げてきました。近所の旧家・福貴田家で4年前から咲いているのが、次の風景。奥さんが1年間手塩にかけて世話をされるため、今
では、町内のちょっとした撮影スポットになっています。今シーズンから「皇帝ヒマワリ」も加わり、華を競っています。

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斑鳩町内には、今のシーズン、1年生から5年生まで花たちが多彩に咲いています。ハウス近辺だけで10カ所以上になります。毎年、30株以上の苗を
差し上げており、隣の平群町、吉野の梨園からも開花の知らせがありました。こうした花の広がりで様々な花や野菜をめぐるコミュニケーションが生まれていま
す。

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これは、福貴田さんから皇帝ダリヤ開花を祝していただいた渋ガキの皮をむき吊るした風景です。須崎家を含め、ハウスには柿すだれが出来ていますが、
この後のサロンでデザートメニューとして登場することになります。たくさん頂戴しましたので、サロン参加のみなさんにもおすそ分けしました。皇帝ダリヤの
物語はとりあえず、今後の続編にゆだねます。

11月サロンは、町内の皇帝ダリヤ探訪ドライブをしたあと、ハウスで開会。

「食の愉しみ」は大根シリーズ

向平次子

◆ヤーコンのポタージュ

ヤーコンは今年初めて収穫したもので、キンピラもつくりましたが、少し苦みが残り、味の方は自信がありません。ポタージュは苦みがなく、牛蒡に似た風味に仕上がったようです。試食いただき、感想を伺いたいと思います。

ヤーコン400㌘  タマネギ150㌘  水 2カップ  牛乳250cc

ブイヨン 1個   バター 大さじ2  塩・胡椒

①タマネギを薄切りし、バターで炒め、しんなりするとヤーコンを入れて炒め、水を加えて煮る。

②軟らかくなったところでブイヨンを入れてバーミックスかミキサーでつぶす。

③牛乳を加えて加熱しながら、塩・胡椒で味を調える。

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◆ゆず大根の漬けもの

斑鳩で大根をたくさん栽培される農家の主婦から教わった漬物。ついついボリボリ食べてしまうおいしさで、友達にもレシピを教えています。

大根 2㌔  塩 20㌘

調味料  砂糖150㌘ 酢100cc 昆布10㌢位 ゆず1個 唐辛子

①大根の皮をむいて 3等分したものを縦半分に切る。

②塩をまぶして浸けこみ、重石(2㌔位)を載せる。

③水が上がると、水を捨てる。

④調味料を合わせ、大根にまぶして漬け込み、丸1日重石をしておく。

⑤2日目から味を確かめながら具合をみるが、4~5日からおいしくなる。

 

◆大根菜の麹漬け

ゆず大根を漬けるとき、たくさん出た大根菜を半日干しして麹で漬けてみると、大根の葉っぱの味が楽しめた。堆肥をしっかり与え、虫除けの消毒などしないで葉緑素たっぷり、ふっくら育った葉っぱならでは、の味。

同じ半日干し葉っぱの酢の物も「意外や意外」……。

◆デザートは干柿の梅酒漬け

昨年吊るした干柿が硬くなり、梅酒に浸して軟らかくしたあと、冷凍庫で保存。柿と梅の味がなじみ合って格好の味に。柿のシーズン到来、今年産仕込みの参考に味見を。

大根ごはん                                      須崎民子

米はといでザルにあげ、水気を切る。大根は皮をむき、5㍉角くらいに切る。炊飯器に米と分量の水を加え、調味料を混ぜ、大根とチリメンジャコを入れ、普通に炊く。

大根菜は好みの硬さでゆで、小口切りにして、炊き上がったご飯にさっくりと混ぜる。

米2合 大100㌘ 大根菜 適度 チリメンジャコ10㌘ 薄口醤油小さじ1 酒 小さじ1

◆大根菜のナルム

大根葉は好みの硬さにゆで、食べやすい大きさに切る。人参も千切りにしてさっとゆでる。ゆでた大根葉と人参を調味料で混ぜる。塩加減は好みで調節する。

◆大根ひと口メモ
大根は部位により甘味や辛味が違うが、それぞれの持ち味を活かすことで無駄なくおいしく食べられます。
葉はカロチン、ビタミンC、カルシュウムなどが多く、根はビタミンCとでんぷん分解酵素アミラーゼを多く含んでいます。根は肉や魚と一緒に煮込むことで臭みや苦みが取れ、甘味が増します。また、最近の品種は直煮でもいいといわれています。

 

第3回は11月21日に延期

「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」


3回サロンは1121日に延期・再開

 

毎月、第3水曜日に開催する「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」の第3回サロンは、1017日、コミュニティーハウス法隆寺で予定通り実施の運びとなっていましたが、当日の早朝、ハウス入居者の須崎久枝さんが亡くなられるという突然の事態のため、参加予定の方々に、急遽、中止・延期のお知らせをしました。

「その後、については改めて」と申し上げたまま、今日まで遅延いたしましたこと、お詫びします。担当する私たち3人でいろいろ検討いたしましたが、結局のところ、1121日(第3水曜日)に「1カ月延期で再開」といたすこととしました。

開催時刻はこれまでより1時間繰り上げ、正午前にJR法隆寺へ車でお迎えします。軽食ですが、お昼を用意いたしますので、気軽におでかけくださると、うれしいです。(参加費は従来通り)よろしくお願いします。

 

ある朝、突然にお別れ 見事な久枝さんの最期


須崎久枝さんは89歳。8年前の11月、コミュニティーハウス法隆寺開設の時、甥夫婦(メンバーの須崎民子さんは甥のお嫁さん)に誘われ、埼玉からやってきた最高齢の入居者でした。ハウスは地縁や血縁を超えて無理のない、程よい助け合い、力の寄せ合いをする共生型住宅として創られました。ぬか漬けの名手である久枝さんは、菜園で採れた野菜を翌朝にはぬか漬けにして各戸に配り、その味とともにハウスの評判となった思い出があります。

生涯独り身で来た久枝さんの健康に看護師・栄養士である民子さんが気配りし、「自分の足で歩くこと。これを止めたとき、車いすとオムツの生活になり、その次は寝たきりになるのよ」と説き続けました。久枝さんはこれを守りました。骨粗鬆症で、転んだだけで複雑骨折し、3カ月入院しましたが、リハビリをがんばって退院。その後は、どんなに速度や動作がスローになっても歩行器を押して歩きました。その必要がなくなる時が来るまで…。


元気のヒミツ~歩くこと・おいしく食べること


もうひとつ久枝さんが心がけて来たのは、どんな食事でも「おいしい、おいしい」と食べること。向平次子さんら調理好きの女性2人が単身年長者のために6年前から毎週2回開いてきた「食事会」が、久枝さんの批評を聞く舞台でした。「誰かのためにする」のでなく、「おいしい、のひと言がうれしくて、調理に気合が入る」のだそうです。年長者3人に2夫婦以上が参加のにぎやかな晩餐が続きましたが、2年前、1夫婦の都合によるハウス退去があってから毎週木曜の1回となり、年長参加者も2人に。1年前からは久枝さんと1夫婦だけの食事会となりましたが、続けられました。これまで、盆暮れや旅行などの都合を除いて休むことがありませんでした。

 

89歳の誕生日となったこの夏ごろから、久枝さんが「会費を値上げして…」と大幅UPの「お願い」をするようになりました。ここ1カ月程の間は「あれも食べたい」「これも食べたい」の注文に応えて食材を吟味し、腕によりをかけたメニュー(毎回4品)が続きました。直近4回のメーン料理は①大好物のトロロご飯・味付きハンバーグ②牡蠣と帆立のフライ・肉団子入り野菜スープ③石川産鯛の煮付け・竜田揚げ④山陰沖で獲れたカワハギ、海老と餃子のうどん鍋。そして、最後の食事会となった1011日は、ご本人の懇望メニュー。北陸産甘エビ、平アジの刺身とふかひれスープ、炊き込みご飯、ネギのヌタ。「おいしゅうございました」。久枝さん大満足の声が耳に残っています。


これが、ぽっくり大往生


この日から6日後の1017日、第3水曜日の朝8時ごろ、自室トイレにちょこんと座って眠ったままの久枝さんを民子さんがみつけました。床暖房が「最大」で「ON」になっており、IHヒーターが入り、お湯を沸かすやかんがかけられていました。ベッドを降りて朝の時間の準備をし、トイレに入ったところで人生最期の呼吸を終えた、その、まだ体温の温くもりが残る時間に民子さんが立ち寄ったことになります。「前の日に診療の予約電話で、ご本人と話したばかり。元気でしたのに」と主治医も驚く「ぽっくり大往生」でした。

私たちは小さな農のなかで、足を運び、腕や腰を伸縮し、目を凝らして指先を動かします。作業の目的に従って自分の望むまま、夢中の動作ですから「これほど効果的な運動はありません」と民子さんはよく言います。それに加えて育てた野菜たちの稔りをいただく喜びが加わります。

歩くことを止めず、おいしく戴くことを歓びとした「久枝さんのこと」とともに第3水曜日にお会いしますこと、楽しみにしています。

 

 

201211・8 向平羑、須崎民子、向平次子

☎&FAX 0745604040 携帯09099818499

第3回交流会のご案内

斑鳩田園暮らし 小さな農と食の愉しみ

回は1017日に開催 セカンドライフを考える交流会にどうぞ

セカンドライフを考える交流会「小さな農と食の愉しみ」の第3回は1017日、奈良県斑鳩町のコミュニティーハウス法隆寺で開きます。ブログ「斑鳩田園暮らし」にレポートしていますが、奈良県内だけでなく関西のあちこちから参加があり、小さな農が潤す暮らしについて考える輪が広がろうとしています。

<スケジュール>

JR法隆寺駅に13時集合(奈良12471251着、天王寺12301258着)。

北口・ロータリー近くに待機の2台が迎えます。

黄金色に実った田園のあちこちに彼岸花の朱色、遊休田につくられたソバの花の白とカラフルな秋景色を楽しむ周辺・ミニドライブのあと、コミュニティーハウス法隆寺へ。

◆コミュニティーハウスの住まい(夫婦、シングル個室)と小さな農の営みなど田園暮らしを紹介

◆「ここ(ハウス)産」新鮮野菜・近隣果樹による食のバラエティーを紹介

 これまでの第1、第2回では、ゴーヤの砂糖まぶし、黄金ジュース、トマトの味比べ、かぼちゃの蒸しパン、ミルク寒天などの試食を楽しみました。今回は、サツマイモをめぐるメニューあれこれに、自家産かぼちゃスープ、吉野の友人から届いた梨の砂糖煮など、私たち自己流の味に評点を付けていただきます。

野菜名人堀井二夫さん(87)のハウス訪問(国史跡・藤の木古墳近く)。「その味~絶品」呼ばれるヒミツを聞く、立ち話の勉強会ですが、営農70年の経験から語られる栽培の知恵に身を乗り出してしまいます。野菜の買い物もできます。

16時解散。参加費500円。申し込みは☎&FAX
0745・60・4040またはmukachan@ares.eonet.ne.jp (向平=むかひら)へどうぞ。定員10人。定員を超えたときは、翌月以降(毎月第3水曜開催)に予約可能です。

 

女性中心に7人参加(第2回)

2回は女性中心に7人参加、トマトの味に歓声

2回小さな農と食の愉しみ(919日)には、40代2人、60代のご夫婦、そして、70代の女性3人組。大阪、枚方、京都、奈良市と地元斑鳩町から7人の参加がありました。食育の研究を続けている薬剤師さん、健康と有機農業を勉強中の主婦、マンション・ベランダのプランターで野菜栽培の元校長先生など、第1回の参加者同様に農と食に関心の深い人ばかりです。

大阪府下で最高峰の金剛山系が遠望できる田園そばに建つコミュニティーハウス法隆寺。セカンドライフの快適をデザインした住まいを見学の後、ハウスのグリーンホールで主催メンバー3人によるレポートがありました。この日の「食の愉しみメニュー」(下記)で黄金色に完熟したゴーヤのジュース、キュウリの塩麹・ミニトマトのピクルス2種、斑鳩特産いちじくのワイン煮、蒸しケーキ3種を試食しながら感嘆の声が上がりました。

とりわけ、ピクルスに使われたミニトマトの品種ステラミニはハウスの菜園で初めて収穫された在来種で、粒に大小があり、皮が強いものの、味はF1・改良種には出せないトマト特有の旨味・コクがあることに驚きが広まりました。

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斑鳩田舎暮らしレシピ(第2回)  崎    

1.蒸しケーキ3種

材料 小麦粉 120  1 砂糖 40g サラダ油 大さじ 1 牛乳 70cc 重曹 小さじ

 種類 A 小豆とかぼちゃ B 煮豆と抹茶 C さつまいも 

作り方

①ボールに卵を割りほぐして砂糖をいれ、白くもったりするまで混ぜる。

②油を加えて混ぜ、牛乳を入れてさらに混ぜる。

③小麦粉と重曹をふるいにかけて②に加え、切るように混ぜ基本の生地を作る。

④それぞれのABCを加えて混ぜる。 

⑤型にいれ、1520分蒸す。 

2.かんたん塩麹ピクルス 材料 塩麹  大さじ 1 酢   大さじ 1

(好みで調整 砂糖を加えてもまろやかになる)

作り方

①塩麹と酢を混ぜる

②キュウリなどの野菜を適当な大きさに切り、ポリ袋に入れ①と混ぜ、少しも
んで冷蔵庫へ入れる。2時間後位から、好みの漬かり具合で食べる。2時間後位から、好みの漬かり具合で食べる。
 

 ~ 重曹ってどんなもの? ~

重炭酸曹達の略、ベーキングソーダ、重炭酸ナトリウム、ナトリウム化合物 

1930年代アメリカで天然重曹の巨大鉱床が発見されて以来、モンゴルのシリンゴル高原にある鉱床、ケニア、エジプト、ベネズエラ等の鉱床でトロナ鉱石を採取し製造されている。

・パンやお菓子つくりのふくらし粉、缶コーヒーのph調整剤、グリンピースや山菜などの鮮色剤、胃酸過多の症状を和らげる胃薬、点滴や人工透析時に血液や体液を補う人工輸液、胃の検診時バリウムと共に飲む発泡剤、消火器の材料、浄水場の水の劣化防止等あらゆる方面で使用されている。

・身近には重曹水の温泉は無色透明で、皮膚を柔らかくなめらかにし、アルカリ性温泉で石けんがよく泡立ち、美人の湯として親しまれている。

・炭酸の効果で血行が良くなり、体から出る汚れを落とし浴槽や排水口もきれいに。嫌な匂いも消える。 

・重曹には薬用、食用、工業用の3種類ある。薬用は最も品質基準が厳しく安全で、食用は昔からふくらし粉として使われており食 品添加物として認められている。工業用は薬用や食用としていないので口にする事はできない。

・掃除、洗濯、料理など重曹生活には食用以上のグレードのものがよい。値段も300400gで300円前後で3年間は使用できる。  

私の手作りメニュー3品(9月)

 向平 次子

近隣のお付き合いや農家の方と知り合って思いがけない食材を豊富に手にすることがある。小さな菜園の産もある。今回の3品は、いずれも試行錯誤・自己流で編み出した手作りメニューです。

●ゴーヤのジュース

炒め物、薄切りに鰹節を載せたお浸し、青汁ジュースなど、青い実の調理が一般的ですが、真っ黄色に熟し、中には赤い実がのぞいた完熟実は処置なし、と思ってきました。しかし、そのソフトクリームのような柔らかさと甘~い香り、それに輝くような美しさ。思い切ってジュースにして味わってみることにしました。試飲した夫は「ゴールデンジュース!」と声を上げました。

多少青みが残っていてもいいが、枝からもぎたて完熟(収穫し、1晩置くだけでも熟度が進む)のゴーヤを使うと極味に。

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頭部と中の種を除き、1本当たりバナナ1本を加え、共にブツ切り。牛乳1カップ(ゴーヤが大きければ、2カップ)といっしょにミキサーにかける。これで出来上がりだが、甘味が足りない時は蜂蜜・大さじ1~2杯を足す。

(ゴーヤとバナナのぶつ切りを冷凍保存したものは、牛乳で溶かし、ミキサーにかける。本日の試飲ジュースはその冷凍品を使用)

●無花果のワイン煮

奈良はいちじくの産地。奈良市に住んでいたときにボランティアで知り合った元教師から「収穫が終わり、放置される小さい実がある。あれをワインで煮るとおいしい」と誘われ、大和郡山の農家までもらいに行った思い出があります。斑鳩に住んで8年目のいま、それこそ完熟・採り立てを入手できます。10数年来、試みて来たワイン煮の集約が次のレシピです。

いちじくの皮をむいて鍋に水平に並べる。平鍋であれば、1015個ぐらい。ワイン(料理用)200ミリリットルを注ぐといちじくがヒタヒタになる。砂糖100グラムを加えて弱火で1520分煮ると完成。

(煮いちじくをパックに並べて冷凍保存したものを宅配便で送ると、びっくりされることも。煮汁に寒天を加え、冷蔵して固めると、いちじくプリンができる)

●ミニトマトのピクルス

ミニトマトは栽培しやすく、たくさん採れるが、皮や種が厄介で大玉トマトほどに料理には、使いにくい。

そこで、一端、冷凍してから取りだし、水に浸たすと、皮を難なく向くことが出来ます。

皮が取れたミニトマトをオリーブ油、甘酢、塩、胡椒少々で和えると、おいしいピクルスの出来上がり。

(今回使用のミニトマトは、今夏、初栽培のステラミニ種。これまではミニトマトでは大粒で甘さが売りのいわゆるF11代雑種)種を栽培してきましたが、すっぱり断念、地域の味を保つ伝統野菜種系のステラミニを選択しました。

ミニトマトなのに、さらに粒に大小のムラがある状態ですが、試食の味はいかがでしょう。形や糖度の高さを追求した改良種ではなく、ステラミニは本来の味を保った固定種。原産地アンデスの高地で薬として採取されたトマト。その野生の味がしませんか。ピクルスがその旨味を引き立ててくれました)

野菜名人堀井二夫さんのハウス訪問

夏野菜のシーズンが過ぎ、「パパの店」に並ぶのは、秋ナスと堀井さん自慢のジャガイモ。学校給食の担当者から「ジャガイモの皮むき作業に手間がかかる。笑クボを小さくできないか」と頼まれ、堀井さんがつくったのは、丸いジャガイモ。大玉にすると、どうしても芯の部分に空洞が出来るが、これも無くして「丸くてずしりと重い」ジャガイモの栽培に成功した。土づくりからスタートしたという堀井さんの苦心談に参加者は拍手で感動を表現していました。

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第2回は9月19日に開催

斑鳩田園暮らし~小さな農と食の楽しみ

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2回は919日(第3水曜)に開催

セカンドライフを考える交流会「小さな農と食の愉しみ」の第2回は919日、奈良県斑鳩町のコミュニティーハウス法隆寺のグリーンホールで開かれる。

<スケジュール>

JR法隆寺駅に13時集合(奈良12471251着、天王寺12301258着)。

北口・ロータリー近くに待機の送迎車2台でコミュニティーハウス法隆寺へ。

◆コミュニティーハウスの住まいと小さな農の営みなど田園暮らしを紹介

◆「ここ産」新鮮野菜・近隣産果樹による食のバラエティーを紹介

 (第1回では、トウモロコシのヒゲ・葉茶、カボチャと小豆のおはぎ、ゴーヤの砂糖まぶし、ハブチャ×ハトムギ茶、伝統種系トマト=ステラミニ・世界一(大玉)と名人トマトの食べ比べなどを楽しんだ。第2回では、ゴーヤの黄金ジュース、ステラミニの簡単ピクルス、かぼちゃの蒸しパン、かぼちゃのミルク寒天などの試食を予定。)

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◆野菜農家堀井二夫さん(87)のハウス訪問(国史跡・藤の木古墳近く)。「その味~絶品」呼ばれるヒミツを聞く。夏秋の端境期だが、秋ナスとジャガイモ(独自の作付による大玉・比重の高いじゃがいも)の買い物ができそう。

16時解散。参加費500円。申し込みは☎&FAX 0745・60・4040またはmukachan@ares.eonet.ne.jp (向平=むかひら)まで。定員10人。定員を超えたときは、翌月以降(毎月第3水曜開催)に予約可能。

第1回小さな農と食の愉しみ

法隆寺がある奈良県斑鳩町の「コミュニティーハウス法隆寺」(JR法隆寺)の住民たちが、セカンドライフを考える人たち7人との交流会「斑鳩・田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」を1813時から同ハウス・グリーンホールで開いた。 

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コミュニティーハウス法隆寺は、上手な支え合いがある終の棲家を目指して8戸の入居者が出資しあった株式会社が0411月に開設した住宅。JR天王寺から快速で24分、徒歩15分の田園にある。その暮らしぶりはフロンティアエイジの創刊号から1年間掲載されたが、地域の人たちとの農や食をめぐる豊かな交歓など、8年目の今を報告した。小さな畑づくりの歓びをはじめ、近所から集まる野菜や果物を活かした健康・保存食づくりを味比べ試食を交えながら語り合った。国史跡・藤ノ木古墳の近くで「絶品」の評判を集める野菜農家堀井二夫さんの菜園での交流も愉しんだ。8月以降も毎月第3水曜日午後に開いていく。1回の定員10人。参加費500円。申し込みは☎&FAX0745・60・4040(向平)

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