• 1月サロン須崎民子さんのメニュー
    田園暮らし     2013年1月 須 崎 民 子 本年も楽しい田舎暮らしを・・・・・     大豆を使う食事・・・御飯に合う大豆 大豆加工食品は身近にあり毎日でも食卓に上がり、すぐ食べられるお手軽食材です。 栄養素の中でただ一つの植物性タンパク質であり親しみたい食べ物です。 冷蔵庫にいつもある残りの野菜でつくる大豆のおかずです。   1.卯の花 ≪材料≫ おから 150g、人参、ゴボウ、こんにゃく、キノコ類、大根、ちくわ等 ≪作り方≫ 野菜を切り油でしっかり炒める。おからを加えパラパラとなるまで更に炒め 調味料(だし汁2カップ、酒と砂糖各大さじ2・醤油大さじ1と1/2・酢小さじ1)を加え中火で水気が無くなるまで10~15分煮る。最後にネギの輪切りを混ぜる。 2.信田煮 ≪作り方≫ 油揚げとちくわや残りの野菜、白菜やブロッコリーの茎、大根の皮や葉、キノコ等何でもさいころ切りしてサッと茹でる。  油揚げは熱湯で油を抜き、半分にして開きやすくする為箸等でゴロゴロさせる。 茹でた野菜を詰め込み楊枝等で閉じる。だし汁、みりん、醤油で煮て味を含ませる。 3.おやつ (黒豆蒸しパン) ≪材料≫ 黒豆 適量・卵 1個・砂糖40g・サラダ油 大さじ1・牛乳 70cc重   曹小さじ2 ≪作り方≫ ボウルに卵を割りほぐして砂糖を入れ、白くもったりとするまで泡立て器で 混ぜる。 油を加えて混ぜ牛乳を入れて更に混ぜる。 薄力粉と重曹をふるいにかけボウルに加え、黒豆を加えて混ぜる。 生地を型に入れて15~20分蒸す。
  • 新春1月サロン
    新春 1 月サロンご案内 2013年1月16日(第3水曜日)正午からコミュニティーハウス法隆寺で 集合: JR法隆寺北口 奈良から11;28着 大阪からは大和路快速で11;37着    北口でお迎えの車が待機⇒いかるがミニドライブ⇒ハウスへ    斑鳩町内(3人)の方は正午までに直接ハウスへ プログラム: 斑鳩町内で日常生活の大切な仕事の一つになっている「小さな農」の風景を見た後、ハウスの3人が営む「小さな菜園」に立ち寄ってハウスへ。 [試食の主なメニュー] 直伝白菜麴漬け=今も103歳の命を養う翁が編んだ直伝の白菜漬けを味わってもらい、漬け方を初公開。▼菊芋のスープ=健康・美容の特効で人気上昇中のキクイモ。タマネギとともに細切り、バターで炒めて煮たものをスープに。前回・12月サロンに体調不良で出席できなかった80歳男性(町内)が糖尿病で長い闘病中と分かり、特効・改善食のこのスープを届けたところ、「うまい、うま~い」と歓喜。即日、スープ手づくりのためのハンディー・ミキサーを買いに大阪まで出かけた「いわく付きのスープ」を再現▼ヤーコンのサラダ=やはり、ダイエット、糖尿病、高血圧などに効果がある芋を細切り、サラダに。なんとも甘~い。アンデス原産のこの芋、北海道、関東で栽培ブームに。ハウスでも初収穫の12年産。▼さらに、あれこれ。 [野菜名人に会う] 「絶品野菜」をつくって87歳の今も野菜作りに熱中する堀井二夫さんのハウスを訪問。厳寒の今から行う土づくりのコツを聞く。幸運なら自慢の大玉白菜をゲットできるかも。 問い合わせ=☎0745・60・4040  asunet.mukachan@gmail.com (向平)
  • 12月サロンは19日開催
    12月サロン 19日に開催 なんとなく気ぜわしい師走ですが、第3水曜の19日に開催します。JR法隆寺駅(北口)をいつもより1時間早めて正午前に集合いただき、コミュニティーハウス法隆寺に到着後、初冬の斑鳩風景を楽しみながらのランチタイムといたします。 メニューは、冬野菜の愉しみ~白菜、大玉カブの味比べ。シメジの炊き込みご飯、芋もちも。参加費500円。問い合わせ☎0745・60・4040(向平) 向平 次子 菜園の白菜、大根、カブは寒気とともに味わいが増します。即席でも含め煮でもおいしくいただけます。 ◆豚肉+白菜+ミカンの重ね蒸し 季節の野菜・白菜で温州ミカン・豚肉をサンドし、チンするだけで冬の味覚が楽しめる。即席料理としてサロン当日、参加者の目前で実演調理。 ◆カブの含め煮 やはりこの季節がおいしいカブの大玉とベーコン(またはハム)が互いの持ち味を引き出しあった煮ものを。(レシピは当日に) ◆摘まみ菜サラダ ペットボトルの超ミニ菜園で育ったサラダレタス(写真=11月15日、厚さ3㌢の培養土にレタスのミックス種を播き、発芽後、窓辺において25日目、高さ6㌢)が10㌢ほどになったところを摘んでサラダに。   須崎民子 1. シメジの炊き込みご飯 1) シメジのしぐれ煮を作る。 A シメジ 1パック  ショウガ 1片 B 醤油と酒 各大さじ 2  みりん 大さじ1 ① シメジはほぐしておき、ショウガは千切りにする。 ② 鍋にAとBを入れ、中火で煮立て混ぜながら水分が無くなるまで煮る。 2) 米2合を洗って、ざるに上げる。水360cc、酒小さじ2、醤油少々を入れ、 サッと混ぜて、ご飯が炊きあがったらしぐれ煮を混ぜる。   ※ きのこは菌類に分類され、免疫力アップ、Caの吸収力を助け善玉コレステロールを 排出するなどの働きと魅力的なだしに成る程の旨味と美と健康に役立ちます。 毎日利用したい食べ物です。   2.芋もち もち米とその1/3ほどのさつまいも  黒砂糖は好みの量と塩少々 きなこ、砂糖、塩 ① もち米を洗って水に浸けておく。 ② さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切る。水に浸けて灰汁をぬく。 ③ 餅つき器にもち米とさつまいもを入れて、スイッチを入れてこねる。 ④ 黒砂糖と塩を入れ、柔らかい餅になったら、きなこに砂糖と塩を入れた容器に移す。 ⑤ 冷めたら食べやすい大きさにして皿に盛る。   ※ さつまいもは安定して収穫出来るので、救荒作物として重視されてきた。 芋の中では糖分含量が多く甘みが強い。βカロテン、ビタミンC、食物繊維が多い。 芋は植物の根または根茎がでんぷんを貯えて肥大したもので、根が肥大したものが さつま芋、山芋で根茎の肥大したものが、じゃがいもやさといもとなる。 選び方はふっくらとして皮に艶があるものが良い。
  • 皇帝ダリヤと柿と大根
    11月21日の第3水曜日、ちょうど1カ月遅れての開催となりました。参加は、第2回サロンへの参加が果たせず、この日まで待ち続けられた宝塚市の 女性(77)と同行の娘さん、菜園づくりサポーターでもある芦屋市の男性(76)の3人と,やはり1カ月待たれた奈良市の夫妻、そして、この回からサロ ン・サポーターを志願して参加の大阪市の女性2人(61、62歳)の7人。大阪のお二人はなぜ、サロン主宰側に加わったのか、別稿で紹介します。それは、 びっくりニュースですから。 もうひとつ。ハウス西端の花壇で樹高3㍍超の皇帝ダリヤが満開で皆さんを迎えてくれました。このダリヤが結んだご縁でいただいた吊るし柿用の柿がみなさんのお土産として30個ずつ、お持ち帰りいただきました。 皇帝ダリヤをめぐる物語 ハウスの西端の花壇で咲いた元祖皇帝ダリヤ。6年前に球根を入手、年ごとに花数が増えて、花見客が訪れるようになり、毎年の翌春には、幹から芽出し した苗を希望の方々に差し上げてきました。近所の旧家・福貴田家で4年前から咲いているのが、次の風景。奥さんが1年間手塩にかけて世話をされるため、今 では、町内のちょっとした撮影スポットになっています。今シーズンから「皇帝ヒマワリ」も加わり、華を競っています。 斑鳩町内には、今のシーズン、1年生から5年生まで花たちが多彩に咲いています。ハウス近辺だけで10カ所以上になります。毎年、30株以上の苗を 差し上げており、隣の平群町、吉野の梨園からも開花の知らせがありました。こうした花の広がりで様々な花や野菜をめぐるコミュニケーションが生まれていま す。 これは、福貴田さんから皇帝ダリヤ開花を祝していただいた渋ガキの皮をむき吊るした風景です。須崎家を含め、ハウスには柿すだれが出来ていますが、 この後のサロンでデザートメニューとして登場することになります。たくさん頂戴しましたので、サロン参加のみなさんにもおすそ分けしました。皇帝ダリヤの 物語はとりあえず、今後の続編にゆだねます。 11月サロンは、町内の皇帝ダリヤ探訪ドライブをしたあと、ハウスで開会。 「食の愉しみ」は大根シリーズ 向平次子 ◆ヤーコンのポタージュ ヤーコンは今年初めて収穫したもので、キンピラもつくりましたが、少し苦みが残り、味の方は自信がありません。ポタージュは苦みがなく、牛蒡に似た風味に仕上がったようです。試食いただき、感想を伺いたいと思います。 ヤーコン400㌘  タマネギ150㌘  水 2カップ  牛乳250cc ブイヨン 1個   バター 大さじ2  塩・胡椒 ①タマネギを薄切りし、バターで炒め、しんなりするとヤーコンを入れて炒め、水を加えて煮る。 ②軟らかくなったところでブイヨンを入れてバーミックスかミキサーでつぶす。 ③牛乳を加えて加熱しながら、塩・胡椒で味を調える。 ◆ゆず大根の漬けもの 斑鳩で大根をたくさん栽培される農家の主婦から教わった漬物。ついついボリボリ食べてしまうおいしさで、友達にもレシピを教えています。 大根 2㌔  塩 20㌘ 調味料  砂糖150㌘ 酢100cc 昆布10㌢位 ゆず1個 唐辛子 ①大根の皮をむいて 3等分したものを縦半分に切る。 ②塩をまぶして浸けこみ、重石(2㌔位)を載せる。 ③水が上がると、水を捨てる。 ④調味料を合わせ、大根にまぶして漬け込み、丸1日重石をしておく。 ⑤2日目から味を確かめながら具合をみるが、4~5日からおいしくなる。   ◆大根菜の麹漬け ゆず大根を漬けるとき、たくさん出た大根菜を半日干しして麹で漬けてみると、大根の葉っぱの味が楽しめた。堆肥をしっかり与え、虫除けの消毒などしないで葉緑素たっぷり、ふっくら育った葉っぱならでは、の味。 同じ半日干し葉っぱの酢の物も「意外や意外」……。 ◆デザートは干柿の梅酒漬け 昨年吊るした干柿が硬くなり、梅酒に浸して軟らかくしたあと、冷凍庫で保存。柿と梅の味がなじみ合って格好の味に。柿のシーズン到来、今年産仕込みの参考に味見を。 大根ごはん                                      須崎民子米はといでザルにあげ、水気を切る。大根は皮をむき、5㍉角くらいに切る。炊飯器に米と分量の水を加え、調味料を混ぜ、大根とチリメンジャコを入れ、普通に炊く。 大根菜は好みの硬さでゆで、小口切りにして、炊き上がったご飯にさっくりと混ぜる。 米2合 大100㌘ 大根菜 適度 チリメンジャコ10㌘ 薄口醤油小さじ1 酒 小さじ1 ◆大根菜のナルム 大根葉は好みの硬さにゆで、食べやすい大きさに切る。人参も千切りにしてさっとゆでる。ゆでた大根葉と人参を調味料で混ぜる。塩加減は好みで調節する。 ◆大根ひと口メモ大根は部位により甘味や辛味が違うが、それぞれの持ち味を活かすことで無駄なくおいしく食べられます。葉はカロチン、ビタミンC、カルシュウムなどが多く、根はビタミンCとでんぷん分解酵素アミラーゼを多く含んでいます。根は肉や魚と一緒に煮込むことで臭みや苦みが取れ、甘味が増します。また、最近の品種は直煮でもいいといわれています。  
  • 第3回は11月21日に延期
    「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」 第3回サロンは11月21日に延期・再開   毎月、第3水曜日に開催する「斑鳩田園暮らし~小さな農と食の愉しみ」の第3回サロンは、10月17日、コミュニティーハウス法隆寺で予定通り実施の運びとなっていましたが、当日の早朝、ハウス入居者の須崎久枝さんが亡くなられるという突然の事態のため、参加予定の方々に、急遽、中止・延期のお知らせをしました。 「その後、については改めて」と申し上げたまま、今日まで遅延いたしましたこと、お詫びします。担当する私たち3人でいろいろ検討いたしましたが、結局のところ、11月21日(第3水曜日)に「1カ月延期で再開」といたすこととしました。 開催時刻はこれまでより1時間繰り上げ、正午前にJR法隆寺へ車でお迎えします。軽食ですが、お昼を用意いたしますので、気軽におでかけくださると、うれしいです。(参加費は従来通り)よろしくお願いします。   ある朝、突然にお別れ 見事な久枝さんの最期 須崎久枝さんは89歳。8年前の11月、コミュニティーハウス法隆寺開設の時、甥夫婦(メンバーの須崎民子さんは甥のお嫁さん)に誘われ、埼玉からやってきた最高齢の入居者でした。ハウスは地縁や血縁を超えて無理のない、程よい助け合い、力の寄せ合いをする共生型住宅として創られました。ぬか漬けの名手である久枝さんは、菜園で採れた野菜を翌朝にはぬか漬けにして各戸に配り、その味とともにハウスの評判となった思い出があります。 生涯独り身で来た久枝さんの健康に看護師・栄養士である民子さんが気配りし、「自分の足で歩くこと。これを止めたとき、車いすとオムツの生活になり、その次は寝たきりになるのよ」と説き続けました。久枝さんはこれを守りました。骨粗鬆症で、転んだだけで複雑骨折し、3カ月入院しましたが、リハビリをがんばって退院。その後は、どんなに速度や動作がスローになっても歩行器を押して歩きました。その必要がなくなる時が来るまで…。 元気のヒミツ~歩くこと・おいしく食べること もうひとつ久枝さんが心がけて来たのは、どんな食事でも「おいしい、おいしい」と食べること。向平次子さんら調理好きの女性2人が単身年長者のために6年前から毎週2回開いてきた「食事会」が、久枝さんの批評を聞く舞台でした。「誰かのためにする」のでなく、「おいしい、のひと言がうれしくて、調理に気合が入る」のだそうです。年長者3人に2夫婦以上が参加のにぎやかな晩餐が続きましたが、2年前、1夫婦の都合によるハウス退去があってから毎週木曜の1回となり、年長参加者も2人に。1年前からは久枝さんと1夫婦だけの食事会となりましたが、続けられました。これまで、盆暮れや旅行などの都合を除いて休むことがありませんでした。   89歳の誕生日となったこの夏ごろから、久枝さんが「会費を値上げして…」と大幅UPの「お願い」をするようになりました。ここ1カ月程の間は「あれも食べたい」「これも食べたい」の注文に応えて食材を吟味し、腕によりをかけたメニュー(毎回4品)が続きました。直近4回のメーン料理は①大好物のトロロご飯・味付きハンバーグ②牡蠣と帆立のフライ・肉団子入り野菜スープ③石川産鯛の煮付け・竜田揚げ④山陰沖で獲れたカワハギ、海老と餃子のうどん鍋。そして、最後の食事会となった10月11日は、ご本人の懇望メニュー。北陸産甘エビ、平アジの刺身とふかひれスープ、炊き込みご飯、ネギのヌタ。「おいしゅうございました」。久枝さん大満足の声が耳に残っています。 これが、ぽっくり大往生 この日から6日後の10月17日、第3水曜日の朝8時ごろ、自室トイレにちょこんと座って眠ったままの久枝さんを民子さんがみつけました。床暖房が「最大」で「ON」になっており、IHヒーターが入り、お湯を沸かすやかんがかけられていました。ベッドを降りて朝の時間の準備をし、トイレに入ったところで人生最期の呼吸を終えた、その、まだ体温の温くもりが残る時間に民子さんが立ち寄ったことになります。「前の日に診療の予約電話で、ご本人と話したばかり。元気でしたのに」と主治医も驚く「ぽっくり大往生」でした。 ※ 私たちは小さな農のなかで、足を運び、腕や腰を伸縮し、目を凝らして指先を動かします。作業の目的に従って自分の望むまま、夢中の動作ですから「これほど効果的な運動はありません」と民子さんはよく言います。それに加えて育てた野菜たちの稔りをいただく喜びが加わります。 歩くことを止めず、おいしく戴くことを歓びとした「久枝さんのこと」とともに第3水曜日にお会いしますこと、楽しみにしています。     2012・11・8 向平羑、須崎民子、向平次子 ☎&FAX 0745・60・4040 携帯090・9981・8499
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