• 2015年1月~3月サロンまとめてレポート
    小さな農と食の愉しみ15年1月サロン   1月17日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:30~15:00) ●メンバーの菜園へ案内 斑鳩の農家は屋敷内や近隣に小さな畑を持って自家用野菜を育てています。私たちの菜園(70坪)もそのひとつ。高齢で耕運機も使えなくなったオーナー(昨年末からは入院)に代わってハウスの私たち3人が3家族分の野菜を栽培して「旬」の味を楽しんでいます。 また、ハウスの1室の利用権を得て、「ときどき斑鳩暮らし」を楽しみにやってくる大阪の女性2人の頼みで近くの畑50坪あまりを確保、タマネギ、ジャガイモ、枝豆といった基本野菜もつくっています。(セカンド菜園) ●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、昨年末で開設満10年。そのハウス内を案内、新タイプの入居女性2人の話も聞いていただきます。 ●食の愉しみ・1月メニュー「冬の主役 白菜・大根、そして、ちょいとどぶろく」  (須崎民子+向平次子)  ・中華風肉みそ大根(1本2㌔超のスーパー大根のうまみを) ・菊芋のスープ(『天然のインシュリン』といわれるイヌリンを含み、糖尿病に特効。玉ねぎと合わせたスープは絶妙) ・ヤーコンの味噌漬け(インカ帝国時代から重宝されたアンデス生まれの芋だが、澱粉がまったくなく、天然オリゴ糖のやさしい甘さが特徴。脳卒中、心臓病、がん、高脂血症などの予防に効果あり、と注目の種) ・104歳翁直伝の白菜漬け(箸をつけたら、止まらなくなるのが難) ・藤(黒豆)ごはん&大根ごはん 他にスイーツなど。 ドブロクは、1月サロンのみの特別仕込み。試飲限定。 野菜はすべて菜園産を使用。 ◆参加のみなさん 石田 易司・桃山学院大教授、櫻田 浩之・元エルピス社代表と浜口 淳子・新浜口 淳子 新エルピス社代表ら7人。小さな農を営み、育てた野菜たちを調理しておいしく食べるシニアの暮らしに大きな関心が集まった。 小さな農と食の愉しみ15年2月サロン 2月18日(水) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:30~15:00) ●メンバーの菜園 70坪の菜園だけで高齢と入院で鍬を持てなくなったオーナー夫婦とハウスの私たち2家族分の野菜が十分に栽培できます。「自産自消」、に「旬」の味が加わります。 これに刺激され、ハウスの1室を確保して、「ときどき斑鳩暮らし」にやってくる大阪の女性2人のために借りたのが、50坪の畑。ときどき家族や友人の応援団が加わり、ちょっとしたにぎわいですが、タマネギ、ジャガイモ、枝豆、さつまいも、ニンニクといった基本野菜の収量も大変なもの。斑鳩育ちの野菜は大阪の近所にばらまかれています。 ●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、昨年末で開設満10年。そのハウス内を案内。 ●食の愉しみ・2月メニュー「大根・白菜と魅惑の芋たち、そして夏の記憶」  (須崎民子+向平次子) ◇冬の主役大根と白菜(寒気に耐えた大根、白菜のうまみを) ・大根めし・黒豆と大根おろしの酢の物・大根の煮物 ・104歳翁直伝の白菜能登漬け ◇注目の健康野菜 菊芋(『天然のインシュリン』イヌリンを含み、糖尿病に特効)とヤーコン(アンデス生まれの芋。脳卒中、心臓病、がん、高脂血症などの予防に効果) ・菊芋のスープ ・ヤーコンと冬野菜サラダ (1月に続くサロン名物料理) ◇夏の記憶(冷凍保存の夏野菜たちのパレード) ・干し茄子、ドライトマトと豚バラ肉の炒め物 ・フランスパン+バジルペースト+自家製ジャム ◇スイーツ(八朔=菜園産=の寒天) ◆参加のみなさん 大國 康夫・協同福祉会常務理事、安部 裕則・あすならハイツあやめ池所長、石丸 大 輔・あすならホーム櫟本所長 「人間力回復」を合言葉に高齢者のケアと取り組むならコープ・社会福祉法人の主力メンバーたち。高齢者にとって野菜の力がどれほど重要かを熟知するだけにメニューのひとつひとつに感心することしきり。野菜作りの作業も健康老人を育てることにつながる、とまた感心の弁。 小さな農と食の愉しみ15年3月サロン 2015年3月10日(火) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:30~15:00) ●メンバーの菜園 奈良平野の農家は屋敷内や近隣に自家用野菜・果樹を育てる「菜園畑」(さいいんばた)を持つ家が多い。私たちの菜園(70坪)もそのひとつだが、この日参加した一人も同じスタイルで野を楽しむだけに大いに関心を寄せ、「菜園畑」の活用法に花が咲いた。 ●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺内の見学が2度目が、2人。開設満10年になるのに「新築時と変わらない」とハウス の管理に感嘆。 ●食の愉しみ・3月メニュー「春の目覚め、そして貯蔵品たちの味比べ」  (須崎民子+向平次子) ◇冬の主役大根と白菜(寒気に耐えた大根、白菜のうまみを) ・白菜ロール  ・白菜と油揚げの煮物 ・黒豆と大根おろしの酢の物 ・キャベツと人参の塩おひたし ・104歳翁直伝の白菜能登漬け(人気の漬けもの。3月まで味が持った) ◇ごはん  ・ふきごはん ・銀杏ごはん ◇注目の健康野菜を使って ・菊芋のスープ 玉ねぎと合わせた絶妙の味を ・ヤーコンと春菊・干し柿のサラダ  ※干し柿のドラマ=使われた干し柿には5年間のドラマが秘められている。ハウスの花壇に咲く皇帝ダリヤの見事な美しさに魅かれた近所の農家の依頼で丹精した苗3株が翌春に贈られる。3株は大事に育てられ、3年目には、「木立ダリヤ」の別名そのままに高さ4㍍の花の森を形成、カメラマンが集まる名所にまでなる。このころからダリヤの咲く11月になると、吊るし柿用の渋柿800個余りがハウスに届けられるようになる。吊るし柿は1年ごとに梅酒などに漬けて保存され、サロンの名物メニューになるだけでなく、各方面に配分。14年11月には、400個が奈良市のあすならハイツのお年寄りたちの手で皮むきされ、吊るし柿になって喜びの味となった。 ◇冷蔵庫の中の夏の記憶 ・干し茄子、ドライトマト、白菜と豚バラ肉の炒め物 ◇スイーツ イチジクの寒天=イチジクにも皇帝ダリアがからんだ逸話がある。 野菜はすべて菜園と斑鳩産。 ◆参加のみなさん 竹林 久子・シニアライフアドバイザー、小池 五月、宇尾野 久美恵(奈良市)と青野 真樹子(平群町)の4人。ともに奈良たんぽぽの会で活動のボランティアたち。 なかでも青野さんは隣町に住み、私たちと同じように小さな農を多彩に営み、話が弾んで 交流がはじまるきっかけの日となった。 この日の話題がきっかけで竹林さんが情報誌「奈良のケア2015」(6月発行)に「斑鳩田園暮し つながる力」にサロンと皇帝ダリアの話を紹介してくれることになる。
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    12月サロン「健康野菜を味わう」 (2014・12・11  コミュニティーハウス法隆寺)   健康野菜としてちょっとした人気になっている北米原産の菊芋と南米アンデス育ちのヤーコン。ふたつの芋に秋野菜のエース白菜と大根。「健康野菜」4種を中心にした「特別バージョンのサロン」を12月12日に開催します。 そして、ゲストには、「ならコープ」が進めるサービス付き高齢者住宅のニュータイプ「あすならハイツあやめ池」(奈良市)の安部施設長らケアマネ、看護師、ヘルパーの主力6人を迎えます。私たちが育て、調理した野菜の試食を通して「老後を豊かにする健康食」を考えようというものです。   [メニュー]=須崎民子・向平次子 ・菊芋のスープ ※1 ・大根と鶏ミンチの煮もの ・ヤーコンのキンピラ ※2 ・春菊+ヤーコン+串柿のサラダ ・直伝白菜麴漬け+ゆず大根+壬生菜浅漬けの3品盛り ※3 ・藤(黒豆)ごはん、大根めし ・デザート(黒豆きなこのおはぎ) ※1&2 菊芋(写真左)には「天然のインシュリン」といわれる「イヌリン」やカリウムが、ヤーコン(写真右)には、砂糖に代わるオリゴ糖、食物繊維が多く含まれ、ともに糖尿病、高血圧、ダイエットに効果があるとして注目されている。スープ、サラダで絶妙の味が楽しめる。 ※3 直伝白菜麴漬け=104歳まで長寿を養った能登生まれの翁によるオリジナル白菜漬け。麴を惜しまず、ニンニク、ユズ、唐辛子と微妙な塩加減がポイント。今年産白菜漬け第1号を披露。
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    11月サロン「がんばり屋88歳翁に聞く元気のヒミツ」 (2014年11月19日=水 コミュニティーハウス法隆寺) 参加者は、水中ウオークで健康づくりをする斑鳩町の3人とノルディックウオーキングで奈良を含め近畿を歩く大阪の3人。40~70代の女性たち。野菜をおいしくいただくメニューにも大きな関心を寄せる。 そこで、ゲストに迎えたのは、ハウスのすぐ近くに住む松山国治さん(88)=写真左。 11歳のとき叔父に連れられブラジルに渡り、自作農園で40歳まで働き、戦後、大阪へ。日立造船のドッグで20年。造船不況で斑鳩に移り住むと、休耕地を借りて野菜づくりで生計を立て、「子供時代を含めると80年は働いた」というすごい人。働き詰めで股関節が擦り減り、2年前、歩行困難の身となったが、「痛い痛い」4回の手術と全身にムチ打ってのリハビリ・トレーニングでついに自力歩行できるまでに。 近隣の専用歩道を夫人の支えで歩く姿は地域の評判に。「元気の秘密、どうやったらそんなに頑張られるのか?」と聞かれ、「虫にやられないよう油断せず、手入れに手を抜かない根気。野菜づくりと一緒やね。それが出来た家族のチカラがあったから」。聞き惚れる女性たちに「このまま100歳まで元気にやります」と宣言する松山さんでした。 ・食の愉しみテーマは「秋野菜・旬の味わい」=須崎民子+向平次子 菜園で採れた里芋、サツマイモ、ヤーコン、ブロッコリー、日野菜などを素材に 汁もの、サラダ好評=写真上。好評のデザートは、干し柿の味醂漬けといちじくの甘煮=写真下
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    9月27日サロン プロ農家を招いて「農と食」を考える ■斑鳩町農業振興会の辰巳会長ら5氏をゲストに開催(12:30~15:00) 振興会は、専業農家を中心につくる団体。「農」の世界を一般町民にも広めようと、野菜作りの勉強会も次々主催。7、8月に開かれた「キャベツ、ブロッコリーの苗づくり」などの講習にハウスから2人が参加。この出会いをきっかけに「私たちの手作り野菜でつくった料理の試食をしてほしい」と申し入れ、辰巳昭清会長ら役員と女性会員2人をふくむ5人をゲストに開かれたのが、今回のサロン。いわば、プロ農家による秋野菜の味見となりました。 講習会の実技でポットに植えて持ち帰った苗たちはハウスなど2カ所の菜園で元気に育っています。サロンの開会に先立ち、その成長ぶりを見ていただきましたが、「おお、よく育っている。この調子だと、ブロッコリーは11月には、収穫できますぞ」と辰巳会長の批評でした。 写真は=辰巳会長の予言どおりに赤ちゃんの頭ほどに育ったブロッコリー(11月10日撮影) 食の愉しみのテーマは「秋ナス・栗カボチャ・さつまいも競演」=須崎民子+向平次子 ◎焼きナスのそぼろあんかけ&なすの炒め物 ◎栗カボチャのスープ ◎さつまいもと栗の炊き込み(ご飯の味比べ) ◎さつまいもツルの煮もの ◎ゴーヤ・玉ねぎ・トマト・ひじきのサラダ ◎デザート ゴーヤの砂糖まぶし トマトは斑鳩の専業ハウス、栗も斑鳩産、あとの野菜はいずれも菜園産を使いました。 「地元産、自家産をバラエティーなメニューで楽しむなんて、これが本当の贅沢かもしれませんね。 来年は、講習のメニューを増やします。是非、来て下さい」。辰巳会長の感想でした。
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    台風19号も14日には通過となり,予定通り15日に開催します。 「小さな農と食の愉しみ」10月サロンのご案内 2014年10月15日(水曜日)  於コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩の里)   ■集合:JR法隆寺駅北口 (車の方は直接ハウスへ) 大阪からは、JR大阪10;58(大和路快速)ー法隆寺11;36着で、お越しください。 法隆寺駅北口(改札を出て左へ)で向平がブラウンのBOXカーでお迎えします。   ■プログラム(12:00~) ・メンバーの小さな菜園(70坪)へ立ち寄り、秋野菜づくりの様子を見ていただきます。 ・「終の棲家」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺内を案内   ・食の愉しみ「枝豆・さといも・さつまいも・栗&いちじく」=須崎民子+向平次子 ◎第2菜園で採れた枝豆のとうふ ◎いちじく田楽 ◎さといものあんかけ ◎くり&さつまいもご飯etc 野菜は菜園産そして栗といちじくは斑鳩産。       問い合わせ=☎0745・60・4040  mukachan@ares.eonet.ne.jp 毎月第3水曜日開催が恒例。定員は10人。参加費500円。ホームページ=むかちゃんの「農ある暮らし」 ブログ=斑鳩田園暮らし  
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