•  oh 農! サンマルツアーノってすごい
    「農」をやろう!と思い立ったのは、12年前。終の棲家として法隆寺のある町斑鳩の田園の一角に建てた「コミュニティーハウス法隆寺」(このことについては、ボチボチと書きます)の片隅に10坪余りの菜園を設え、真っ先に育てたのが、トマトでした。ハウスの南西に連なる金剛・葛城・二上山の山並みに落ちる夕陽は、それは美しい。「赤い赤い夕日のようなトマトを作ってみたい」。最初は代表種「桃太郎」から始まり日本産のトマトを渡り歩きましたが、近年は「イタリアントマト」にぞっこん、夢中です。その一つサンマルツアーノはイタリアンの調理専用の代表種。ナマでは、ちょっと酸っぱいが、わが家では、ニンニク、塩麹を少々を加え、オリーブ油で炒める。それは絶妙のソースに変身する。イタリアでは、あらゆる料理の基本ソースとなり、どの家でも1年分を保存する。それが、今年は、ハチャメチャな成りよう。写真がそれ。1個60~150㌘が4~6個の房成りで、1株あたり60~90個の収穫量。7月上旬からサンマル・ソースづくりを始めた。
  • oh 農! むかちゃん再スタートです
    まず、ブログ再開のことから法隆寺がある田園の里斑鳩で「農ある暮らし」を楽しんでいる「むかちゃん」です。野菜たちを育てる歓び、食の愉しみを実感していただくサロンなども開いてきましたが、ちょっとした都合でブログそのものが、中断してきました。なんと、2年間も、です。3日前には、「新しいページがないので、心配しています。元気メールを待っています」と友人から届く始末です。oh no!と自分でも声を上げた瞬間、向こうから「oh 農!」と返ってきました。先のブログの最終稿が2015年6月26日付でした。ちょうど2年後の再スタートです。「むかちゃんの農ある暮らし」が健在である印に本日、畑で撮影した1枚を添えます。イタリアントマト・サンマルツアーノたちです。
  • 近く再開します
    「mukachanの農ある暮らし」お休み状態が続いていましたが、新年早々に再開します。 読んでもらえる情報と企画を準備中です。
  • サロン開設満3年となりました!!
    2012年7月に第1回サロンを開いて以来、こんどの6月サロンで満3年となりました。 小さくてもいい、自分たちの力で汗を流して耕し、堆肥やぼかし肥でふっくらさせた土に、可能な限りタネを蒔くことから野菜作りを始め、毎日のように成長を見守り、元気に育つための知恵を絞る。自分の子のように声をかけ、野菜たちの返事を聴きます。 育ちあがった野菜は、大きかろうと、小さかろうと、虫たちに食われていようと、大事にいただきます。2人の料理担当は、ここでまた、知恵を出し合って調理し、冷凍・冷蔵、さまざまな調味料・酒類を駆使して加工したり、天日干しによる味の化合もします。ですから野菜たちは年中保存され、それぞれの味の中で生きているのです。 私たちの小さな農と食の愉しみは、どんなに年齢を重ねようと、持続できる営みであり、歓びを手にすることが出来ます。自らの命を燃焼させながら、老後を豊かにできる、と考えています。サロンは、野菜たちの出来栄えと味を試食していただき、感想を伺うことで私たちのこれからにヒントをいただき、出会いを広げる大切なステージです。 これまでのサロンは8月のお盆休みと突発事情を除き、開催で来たのは、計31回、延べ180人の方々のご参加がありました。当初は、毎月第3水曜の定例としてきましたが、できるだけグループを主とした参加で、その人たちの都合に合わせて月々の日どりを定めることとしました。もちろん個人参加はできます。参加費(1人500円)等は変わりません。 ◆サロン運営=向平羑・須崎民子・向平次子・奥田和代・櫻井福子・木邨圭子 いんふぉめーしょん=0745・60・4040(むかひら)mukachan@ares.eonet.ne.jp 小さな農と食の愉しみ15年6月サロンのご案内  2015年6月27日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:00~15:00) ●菜園だより 斑鳩の農家は屋敷内や近隣に小さな畑を持って自家用野菜・果樹を育てています。私たちハウスのメンバー3人は、屋敷内菜園のひとつで「自産自消」、「旬」の味を楽しんでいます。大阪の団塊女性2人組のメンバーは、「富貴畑」(富貴田さんの元田んぼ)と名付けた共同菜園に通って「ときどき斑鳩暮らし」を満喫しています。 ◇菜園の主人公はゆっくりと交代 玉ねぎ、じゃがいもの収穫は終わり、保存用地下室(ハウスには小型の隠し穴があるのです)へ収納。きゅうりが今採り入れのピーク。そろそろ、2番手の秋きゅうりの苗づくりを始めないといけないようです。 収期の短いインゲンもどっさりなったし、そろそろお終いの様子。でも、大丈夫。今年は「三尺大長ささげ」という新手の品種(伝統種)がツルを伸ばしてスタンバイ中。 遅れていたナスをはじめトマト(6種。写真上=すずこま。名前の通りにすずなりで、料理用の中玉種)、南瓜(3種。写真下=打木赤皮、朱色に染まると収穫)が順に盛期を迎えます。 (撮影は6月25日) ●食の愉しみ6月のメニュー (須崎民子+向平次子) ◇初夏の野菜を中心に ごはん  ・中華おこわ(実エンドウ、干しシイタケなどを散らして)        ・人参ごはん ◇副采  ・いんげんの煮物・じゃがいものコロッケ ・きゅうりのワサビ漬け・サラダ・ちょっぴり早い枝豆のおつまみ
  • 2015年4~5月サロンまとめてレポート
    小さな農と食の愉しみ15年4月サロン 2015年4月11日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:30~15:00) ●メンバーの菜園 3家族分の野菜を育て上げる70坪の菜園は、ほぼ3分の1がエンドウ、タマネギ、ジャガイモの畑で目下、生育途上。残る土地はトマト、キュウリ、茄子など夏野菜用。堆肥やぼかしを入れて土づくり中。作業のほとんどは、自宅の窓辺にセットしたミニ・ハウスでの苗育てに割かれる。大阪組のセカンド菜園も初めて植えたエンドウの生育がきになるところ。 ●「終の住み処」としてつくられたコミュニティーハウス法隆寺は、見学希望者に公開し、ガイド・資料代として1人千円を頂戴しているが、最近は大学の研究者やシニアレポートのライターが訪れる程度。むしろ、手づくりメニューとともにシニアの「農を楽しむ暮らし」を話題に懇談するこのサロンへの希望者の方が多く、このブログで知った東京からの女性と富山テレビの取材訪問があったのが、今回の特徴。 ●食の愉しみ・4月メニュー「斑鳩の春の味比べ」 (向平次子+須崎民子) ほんの数日前、満開の桜が散って、のどかに見えながら忙しく青葉の季節へと進み始めた斑鳩の春です。畑の野菜たちも冬野菜は次々花に変化。つまり、自家産野菜が年中で最も少ない端境期。民子さんは、懇意の農家Sさん(聖徳太子の長子山背大兄王が眠る地で知られる岡本で営農)から調達した大きなタケノコで調理。次子さんは、冬大根の天日干し、キクイモ、ドライトマト、干し茄子を動員、これに畑で今が旬のチシャをアレンジ。 ◇ごはん タケノコごはん&黒豆ごはん。 ◇菊芋のスープ 再三、強調しているが、キクイモは『天然のインシュリン』イヌリンを含み、糖尿病に特効あり、と注目の健康野菜。タマネギと合わせると、絶妙のスープになる。 ◇炒め物2つ チシャ、干し茄子、ドライトマトに塩豚肉の炒め物。タケノコの炒め味 ◇干し大根の煮物 菜の花になる直前の大根を干し、油揚げ、菜の花と。天日の含み味がいい。 ◇スイーツ 親しい農家産トマトの寒天  で、野菜はすべて菜園と斑鳩産。 ◆参加の人たち(昨年末からの協同福祉会グループの反響を受けて3陣目となる「あすなら」メンバーが中心) 政所高志・あすならホーム富雄所長、加藤隆司・あすならハイツあやめ池相談員、緒方利充・あすならホーム今小路所長と河村祥子さん(東京)、高橋幸子・富山テレビ放送記者。 「野菜が新鮮でおいしく、癒される」「みなさんはいつもこんなおいしい食事をしているのでしょうか。うらやましい」の声。富山テレビからは、菜園での作業風景を含めたハウスの暮らしの風景を見事な映像とともに収録したDVDが送られてきた。 小さな農と食の愉しみ15年5月サロン  2015年5月30日(土) コミュニティーハウス法隆寺(奈良・斑鳩町) ■プログラム(12:30~15:00) ●菜園だより 私たちハウスの3人は、高齢と入院で鍬を持てなくなったオーナー夫婦に代わってガレージに水道と耕運機などの農具が付いた屋敷内菜園で野菜栽培という恵まれた環境で「自産自消」と「旬」の味を楽しんでいます。 「富貴畑」と名付けた共同菜園に大阪の団塊女性2人組が参加できるのも、地主である富貴田さんの協力があったればこそ。つまり、私たちの「小さな農」は地元服部地区のみなさんとのお付き合い、理解と応援によって成り立っている。同時に私たちの「素人農法」への関心もありあり。そんなこんなで、毎年1回、地元の主婦グループを招待してサロンを開催。今回は、私たちの妙ちきりんな「野菜づくり2実験」の結果も報告して批評を乞いました。 ◇玉ねぎは2本植えが得? 玉ねぎのマルチ穴に苗を植える際、1穴に対し、1本・2本・3本の3種類に分けて植えてみた結果が上の写真です。品種は中晩生・中玉種、いわゆる一般的な種類です。  写真のように1本植えの1個と2本植えのサイズはあまり変わりません。相手が居ると競争する性格が玉ねぎにある、と専門家は言っていますが、2本植えの玉のサイズがほとんど同じであることがポイント。来年は2本植えを増やして再実験してみます。  ◇ジャガイモの手抜き栽培法                                         品種は「アンデス赤」。いわゆるインカのじゃがいも。小粒だが、ほくほくおいしいイモが豊産ということで初めて植えてみました。 種イモを縦に半切り、お椀を伏せるように地表面に半埋め、上からマルチを被せて、芽が出たら穴開けして、芽かきも土寄せもせず、収穫までただただ放置するというまことにずぼらな農法。地表部の枝・葉が黄色くなって、サインが出たので「掘り出し?」のため、上部をカットしてマルチをめくったところ、写真の風景が現れました。ほとんどのイモは地表に転がり、「いも拾い」だけで収穫は終了しました。 これは、農業雑誌に紹介されていたのを、半信半疑で試みましたが、従来の種イモ植え込み法と比べても収量はほぼ同じ。マルチ掛けの前の土づくりと施肥次第で収量アップの可能性もありそうです。来季はこの方向で再挑戦します。         ●食の愉しみ5月のメニュー 「シーズン入り夏野菜味比べ」 (須崎民子+向平次子) ◇菜園野菜とオーナー竹林産の破竹を中心に ごはん  ・野菜寿司(実エンドウ、破竹など)・焼きおこわ ◇副采 ・新玉ねぎのスープ 2本植えタマネギを使用、1椀に1個のサイズで、手ごろ。 煮もの  ・油揚げと人参、破竹・二十日大根と揚げ ・煮豆 揚げ物  ・新タマネギと人参葉の天ぷら 漬けもの ・簡単キュウリのわさび漬け ◇スイーツ 寒天   サロン参加のみなさん 関口 ツタ子、福貴田 秀子、巳浪 美代子さんら地元農家の女性8人。収穫の野菜や花のやり取り交流も盛んで、日頃から私たちに関心と親愛の情を寄せる人たち。上記のタマネギ、じゃがいも農法のレポートには、喧々諤々の反響でした。  
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